TNVシリーズ2 排ガス低減技術
燃焼効率、始動性、騒音、排出ガスエミッションを大きく改善
ノズル取付角度
TNVシリーズでは、燃料噴射ノズルの角度を従来のエンジンよりも大きくして、ノズル噴口間の噴霧のバラツキを抑制し、吸気スワール比と燃焼室形状の最適化とともに、燃焼室内における燃料・空気の均一な混合を実現しました。これにより、燃焼効率、始動性、騒音、排出ガスエミッション等のエンジン性能が大きく改善されました。
燃焼室
TNVシリーズの燃焼室は空気と燃料の混合エネルギーを強める構造になっています。燃焼室内のスワールは、燃焼が起こる間継続して、空気・燃料の混合を促進します。この結果、従来の燃焼室に比べ、エミッション量を低減することができました。
燃焼ポンプ
TNVシリーズでは、高圧の燃料噴射ノズルとモノプランジャーにより、シリンダ間の不均一な燃料噴射を低減。さらに、噴射タイミング制御により、回転数、負荷、始動状況に応じた最適な燃料噴射を行います。
燃料噴射ノズル
多噴口化と噴口内部の精密加工により、噴射型と噴霧方向のバラツキを低減。燃料・空気のより均一な混合により、燃焼効率の向上を実現しました。
4弁システム(37kW以上)
2つの排気弁と2つの吸気弁を採用することにより、吸排気性能を大幅に改善。燃料の噴射精度がさらに向上しました。また、直立取り付けの噴射弁は、各噴口ごとの噴霧の不均衡を最小に抑えます。燃焼効率、安定性が向上させることかできました。