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部署特集


DEPARTMENT SPECIAL FEATURE

PICK UP 03

新たな動力源の開発・製造・販売エンジンの電動化

PROFILE

ヤンマーパワーテクノロジー株式会社
電動化推進部 戦略グループ

福留 未菜

2017年入社(新卒)

エンジンの電動化とは何ですか?

建設機械や農業機械などの産業機械のエンジンに代わる新たな動力源として、バッテリーを中心とした電動パワートレインの開発、製造、販売を行っています。現在は、バッテリーやソフトウェアなどの技術開発、商品開発を進めるとともに、このような技術をコアにした“モノ売り”を実現するための新しいビジネスの開発などにも取り組んでいます。

どんな仕事をしていますか?

電動化推進部はカーボンニュートラルという世界的なトレンドに対応していくための部署ですが、実際にはその達成に向けて一部の国で政策誘導があるだけで、具体的なロードマップなどは模索中です。さらに私たちのお客様である産業用機械のOEMにとっては、遠隔操作、スマートビジネスへの対応や自動走行ができる車体の開発など電動化以外のことも進めていく必要があります。そこで、不確実性の高い電動化への対応に対してOEMのビジネスをアシストできるよう「電動パワートレイン」と言われるシステムを提供します。これには、マーケットリサーチから開発サポート、アフターサービスまで含み、弊部ではこれらを戦略、営業、開発のグループに分かれて準備しています。

いつからある部署ですか?

自動車の電動化が進むにつれ、建設機械や農業機械に対してもカーボンニュートラルへの取り組み要求が高まってきた頃の2021年に新設されて以降、徐々に拡大を続けており現在は40名を超えています。

働く場所はどこですか?

電動化推進部の勤務地は、グループによって異なります。戦略・営業系は本社、開発・製造系は中央研究所です。リモートでも働くことができ、その割合は週2日程度です。会議はオンライン・対面のハイブリッド開催が多く、バッテリーの開発・製造拠点はオランダにあるので、海外出張もあります。

1日の仕事の流れは?

戦略グループは新しいことをいろいろと考える部署なので、一般的にルーティンと呼ばれるような流れはあまりありませんが、「電動」に関連する市場・技術の情報の収集の時間は、年間を通して毎日どこかで実施しています。普段の仕事としては、産業用機械の市場の分析や将来予測、上記の情報を基に事業計画や商品ラインナップの検討、電動化を通してお客様に提供できるソリューションに関するアイデアを出し合う打合せなど多岐に渡ります。

この部署で働く魅力

私は、小形エンジンの開発を5年間担当していましたが、徐々に商品開発のプロセスの中でも特に商品企画に魅力を感じるようになりました。そこで、大学院に進学してマーケティングや技術経営学を学ぶとともに、企画業務ができる部署を希望したところ、電動化推進部で商品企画だけでなく事業企画や営業企画などあらゆる“企画”を担当させてもらえるようになり、忙しくも充実した日々をすごしています。
この部署は、ヤンマーの創業からの精神は大切にしつつも、形骸化した慣習や無駄な業務は改め、新しいアイデアや効率的な進め方への挑戦は歓迎される風土があるため、自分たちが考え抜いたアイデアが採用され、実現していくプロセスを経験でき、今はそこにやりがいと自己成長を感じています。

今の夢は、実際にヤンマーの電動パワートレインをお客様の作業機と共に現場で活躍する姿を見ることです。そのためには、引き続きチーム一丸となって、商品およびビジネスの開発を進めていきます。また、新しいことに挑戦するプロセスも楽しみたいと思っています。

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