ヤンマー南極

ヤンマーは南極での技術⾰新と
環境負荷低減に貢献し、
持続可能な未来を⽬指しています。
「A SUSTAINABLE FUTURE
―テクノロジーで、新しい豊かさへ。―」

SCROLL

Yanmar’s Role in Antarctic Research

ヤンマーは1983年から技術者を国⽴極地研究所に出向させ、南極地域観測隊の発電機担当隊員として派遣しています。南極での観測は、気候変動のメカニズム解明や将来予測に⽋かせない活動です。
ヤンマーは、南極の過酷な環境下におけるエネルギーの安定供給と機械の維持管理を通じて、観測活動の持続に貢献しています。

Japan’s Antarctic Research Efforts

⽇本の南極観測は、1912年に⽩瀬矗率いる南極探検隊による学術探検にそのルーツを持ちます。その後、1956年の閣議決定を受けて第1次南極地域観測隊が派遣され、1957年には昭和基地が開設されました。
以降、⽇本は約70年にわたり、国⽴極地研究所を中⼼に南極での観測を継続しています。
南極観測は、気象、⼤気、氷床、海洋、地質、⽣物、宇宙など多岐にわたる分野で⾏われており、地球環境や⽣命の起源、気候変動の解明など、国際的にも重要な科学的成果を⽣み出してきました。

The National Institute of Polar Research

国⽴極地研究所(NIPR)は、1973年の設⽴以来、⽇本の極域研究の中核を担う機関です。南極‧昭和基地を運営し、観測隊の派遣を続けながら、気象、⼤気、氷床、海洋、地質、⽣物、宇宙など多分野にわたる先端的な調査‧研究活動を実施しています。国内外の研究機関と密接に連携しながら、極地科学の発展と社会への貢献を続けており、地球規模の課題解決にも⼤きく寄与しています。

Why Yanmar in Antarctica?

南極の命を⽀えるエンジン、
ヤンマーの技術で挑む極地の現場

Supporting life and observation activities for over 40 years

ヤンマーが南極観測隊に参加し始めたのは1983年。
以来40年以上にわたり、発電機の納⼊だけでなく、現地での運転‧保守を担当するエンジニアを越冬隊の発電機担当隊員として国⽴極地研究所に派遣し続けてきました。南極の厳しい⾃然環境の中、ヤンマー出⾝の技術者たちは、発電設備の安定稼働を守ることで、隊員の安全な⽣活と⽇本の南極観測活動の継続に⼤きく貢献してきました。
この⻑い歴史の中で培われた経験と技術⼒は、南極観測の現場だけでなく、未来の持続可能な社会づくりにも活かされています。ヤンマーの挑戦は、これからも続きます。

1983年昭和基地発電棟に
ヤンマー6RL-Tエンジン初採⽤
発電停⽌が隊員の⽣命危機に直結するため
専⾨技術者の常駐
極寒環境下での燃料管理/配管保守/
トラブル予防システム構築

Our Mission: Protecting Essential Power Facilities

南極‧昭和基地での観測活動や隊員の⽣活は、安定した電⼒と熱の供給によって⽀えられています。極寒の南極では、発電機が停⽌すれば、観測機器だけでなく、暖房や給湯、照明など、隊員の⽣命を守るためのインフラがすべて機能しなくなってしまいます。
ヤンマーは、こうした過酷な環境下でも電⼒インフラを安定して稼働させるため、発電機の運転‧保守を担う専⾨技術者を現地に派遣し、他の機械担当隊員と協⼒し24時間体制で機器の監視やメンテナンス、トラブル対応を⾏っています。
「南極の命をつなぐ」 その使命感と責任感が、ヤンマーの活動の原動⼒となっています。

Yanmar Technology in Action

昭和基地の電⼒を⽀える
ヤンマーのエンジン‧発電機の
保守‧管理
昭和基地の発電棟に設置されたヤンマー製エンジン‧発電機の運転管理‧保守を担当しています。
隊員同⼠で業務を⽀えあい
24時間体制の監視と徹底した
メンテナンスを実現
現地での主な業務は、他の機械担当隊員と協⼒し発電機の24時間監視、定期点検、トラブル時の修理対応、燃料や配管‧配線の管理などです。
極限環境で守る
電⼒インフラの安定稼働
冬には外気温がマイナス30度を下回る事もあります。発電機が⽌まると配管が凍結して暖房が停⽌、さらに夜だった場合には基地全体が真っ暗となってしまうため、常に⾼いプレッシャーの中で、電⼒インフラの安定稼働を守っています。
安定運⽤を⽀える技術と体制南極の厳しい環境下でも、2台のエンジンを500時間ごとに交代運転し、定期点検や12,000時間ごとのオーバーホールを徹底。⾼度な運⽤技術と体制で安定した電⼒供給を実現しています。

南極観測の現場

※写真提供:国立極地研究所

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