2014年度のCSR・環境活動特集

ハイライト2 プレミアムブランドプロジェクト

農業や漁業をはじめとする産業そのものの価値まで高める新たなブランド・アイデンティティを確立していきます

創業100周年を機に発足した「プレミアムブランドプロジェクト」。

次の100年に向けた成長戦略を加速させるため全社でブランドイメージを統一化し、多彩な取り組みを通して世界中にヤンマーの持つ本質的価値を発信しています。

ミッションステートメントの実現に向けた活動を正確かつ効率的に伝えることでブランド価値を高めていきます。

これまでのヤンマー像を刷新しブランド価値を高めていきます

ヤンマーの新しいロゴ

新たに考案したブランド・アイデンティティ「FLYING Y」は、YANMARの「Y」をシンボライズするとともに、ヤンマーの由来であり、日本人にとって豊作の象徴でもあるトンボ(オニヤンマ)の「羽」をモチーフにデザイン。これにより、次の100年へと飛躍するブランドの意志を表現しています。また、鋭角的なフォルムは、未来を切り拓く先進性と精緻を極める世界最先端の技術力を表す一方、コーポレートカラーでもある赤は、「開拓者精神」「挑戦」「情熱」「太陽」「豊かさ」を表しています。

生産者と消費者を直接つなぐ青空市場「プレミアムマルシェ」

生産者のこだわり食材を消費者に直接販売
生産者のこだわり食材を消費者に直接販売

近年、食の品質や安全性へのこだわり、自然と調和したより豊かなライフスタイルを求める志向など、人々の価値観は大きく変化してきています。食料生産の分野に長年携わってきた企業として、若者や都会の人々に農業・漁業への興味を持ってもらう取り組みを行うことで、ひいては産業そのものの価値までも高めていくことを目指しています。

その活動の一環として、食をテーマにしたテレビ番組を制作・放映するとともに、生産者がこだわりを持って大切に育てたプレミアムな食材を提供する青空市場「プレミアムマルシェ」を仙台、東京、大阪、福岡の4都市で開催しました。

こだわりの生産物を生産する生産者と、よりおいしい食材を求めている消費者を直接つなぐこの取り組みは、いずれも好評のうちに終了しました。今後も、生産物のこだわり(付加価値)の部分を文脈化して世の中に発信し続け、"農"の活性化に貢献していきます。

また、新しい"農"をクリエイトするヤンマーとして、これからの強い農業のため、そしてこれからの漁業のために、産業の下支えとなり、食料生産の分野において人々のより豊かな暮らしを実現していきます。

最先端の素材技術とデザインを融合した農業専用ウエア

機能性とファッション性を兼ね備えた農業専用ウエア
機能性とファッション性を兼ね備えた農業専用ウエア

最先端の素材技術とデザインを融合した農業専用ウエア「ヤンマー・プレミアム・アグリカルチュラル・ウエア」の限定販売を開始しました。農業の現場での負担を減らす機能性と、毎日の仕事が楽しくなるファッション性を兼ね備えた高機能ウエアです。

農家で働く人たちからのヒアリング結果に基づき、作業に費やすエネルギーを軽減する軽量素材の採用や、農作業特有の動作によるストレスを抑える生地のカッティングなど、これまでの作業着にはない細かな改良が施されています。

大地と日々向き合う姿からイメージしたチタニウムブラウンをベースに、レディースには鮮やかなピンクを、メンズには黒をアクセントカラーに採用しています。

子どもたちに"農"の楽しさを知ってもらうパビリオン「ファーマーズセンター」

農業機械をリアルに体験できるシミュレーター
農業機械をリアルに体験できるシミュレーター

2014年3月、キッザニア甲子園とスポンサー契約を結び、「ファーマーズセンター」をオープンしました。施設内のパビリオンでは、子どもたちはスタイリッシュなアグリウエアに着替え、農業機械の最新テクノロジーを再現した3種類のリアルなシミュレーターやトラクターの操作を通じ、お米作りを体験することができます。

ヤンマーは、パビリオンの出展を通して、未来を担う子どもたちに日々進化する"新しい農の姿"を伝え、子どもたちの持つ農業に対するイメージを変えていきたいと考えています。パビリオンでの体験が、農業をイノベーションにあふれたワクワクする職業として、子どもたちから選ばれる産業へと進化させ、将来の食料生産を担うファーマー誕生につながることを期待しています。

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