社会

ダイバーシティ&インクルージョン

Diversity For YANMAR

Diversity For YANMAR

『いきいき、ワクワク、SMILE』。心豊かに働く社員はヤンマーグループを支える原動力です。多様なバックグラウンドからなる考え方や価値観を持つ社員が、相互に支援・啓発することでイノベーションの創出を実現します。

そして、多様性豊かなメンバーが新たな商品・サービス・ソリューションを創造することで、社会に新たな価値を提供します。ヤンマーグループは、ダイバーシティ&インクルージョンを通して、サステナブルな社会の実現に貢献します。

ダイバーシティについて考える「国際女性デー月間」を ヤンマーグループでグローバルに実施

ヤンマーグループが『誰もが尊重され、のびのびと能力を発揮できる組織』となることを目指して、2023年から毎年「ヤンマー国際女性デー月間」を設定しています。この期間に、社員がヤンマーグループにとってのD&Iを考えるきっかけとなるようなイベントを企画し、グローバルで開催しています。

2025年には、女性の視点で語られる機会の多いジェンダー論について、男性の視点から捉え直す「男性学」の従業員向け講演会や、ヤンマー中央研究所(滋賀県米原市)と滋賀県庁の合同で、カードゲームやディスカッションを通して多様性について考えるイベントを開催しました。

グループ全体における意識の変化も表れてきています。2025年に実施した社内調査では「会社は、多様性を認め合う文化がある」という質問に対し、「とてもそう思う」「そう思う」と回答した割合が対前年比で7.9ポイント上昇するなどの結果も出ています。

  • 調査概要
    名称:ヤンマーグループエンゲージメント調査
    実施期間:2025年2月17日から3月7日
    調査対象:ヤンマーグループに所属する21,434名の従業員

ダイバーシティの状況

役員

男性80% 女性20%

従業員

男性81.1% 女性18.9%
  • データの対象範囲はヤンマーホールディングス株式会社の従業員全体

女性社員が多方面で活躍できる職場環境を整備

ヤンマーホールディングスは、2025年3月末現在、従業員数2,970 名(役員含む)のうち、女性社員は561名(18.9%)となっています。

2024年度の新入社員(総合職)における女性比率は27.6%でした。ヤンマーグループの主軸事業はエンジンをはじめとした機械分野で、これらを専門とする女性は少ないですが、社内にはさまざまな役割があるため、多方面での女性の活躍を見据えて採用を行っています。

採用活動においては、女性スカウトも積極的に登用し、就職活動中の理系女子学生に向け、限定イベント「キャリア・未来創造ワーク」や、「女性社員との座談会」などを実施しています。

ヤンマーホールディングスでは女性総合職と外国籍の若手社員を対象にメンターシップ制度を運用しており、先輩社員が対話を通じて後輩社員の疑問解消や成長のサポート、社内ネットワークの形成を支援しています。

管理職への女性登用

現在、ヤンマーホールディングスでの女性の管理職比率は3.6%ですが、公正に評価される制度の整備を経て人数はここ数年増加傾向にあり、現在は35名(グループ会社社長1名、部長5名、課長29名)です。今後も、すべての社員が公平な機会を得られる風土の醸成に努めます。

他社と共同でメンター制度

「社内にロールモデルとなる女性管理職の数が少ない」という課題に対応するため、共通の課題を持つ他社と合同で企業横断型のメンター制度「クロスメンタリング」を導入しています。

定期的なメンタリングを通して自身のキャリアに向き合い、また自社と異なる視点での意見に触れることにより、将来のビジョンやゴールの具体化が進むなど、さまざまな効果が表れています。

従業員の多様性を尊重し、より働きやすく ユニフォームを10年ぶりにリニューアル

ヤンマーグループでは、従業員のユニフォームを10年ぶりにリニューアルしました。働き方や職場環境の多様化が加速する中、職種・職域による指定をなくし、ユニフォームのデザインを統一するとともに、新たにマタニティユニフォームを導入しました。

新ユニフォームは、着用する従業員がグループの一員として誇りを感じられるヤンマーらしさを表現したデザインにするだけでなく、機能面では現場の声を反映し特殊な素材を採用することで、フレキシブルな運動性を実現し、作業時の快適性を向上させる事によって、従業員のモチベーション向上を図っています。また素材には植物由来のポリエステル繊維(植物由来原料割合約30%)を大部分に使用し、使用後のユニフォームを回収してリサイクルできる仕組みを導入することで資源循環に貢献します。

女性が活躍できる生産ラインの確立

ヤンマーグループでは、「A SUSTAINABLE FUTURE」が掲げる4つの豊かな社会のうち、「安心して仕事・生活ができる社会」の実現に向けて、多様性を重視した職場環境づくりを推進しています。

(株)神崎高級工機製作所では、エンジンや農業機械の歯車・油圧機器・トランスミッションの生産において女性の採用が増加し、特に軽量製品を扱うバルブラインでは2022年にメンバー全員が女性というラインが誕生しました。この変化を契機に女性が中心となる「ダイバーシティライン」確立のプロジェクトを立ち上げ、作業環境の全面的な見直しに取り組みました。重い部品を移動しやすいローラーコンベア付近に配置変更し、部品棚の高さを身長に合わせて調整。作業用治具の材質を変え6.5kgから2.15kgへと67%の大幅軽量化を実現しました。さらに、システムで座標軸を変更して作業を手前で完結できるようにするなど、身体への負担を総合的に軽減し安心して働ける生産ラインを実現しました。

誰もが安心して働けるさまざまなサポート体制を構築

ヤンマーグループとして、障がい者雇用を推進していくため、2014年4月に特例子会社としてヤンマーシンビオシス(株)を設立いたしました。2025年4月1日時点で86名の障がいのある方々がいきいきと働いています。

社名にある「シンビオシス」とは「共に生きる=共生」という意味です。私たちは障がいの有無にかかわらず、自然や社会、地域、多様な人々との共生を大切にし、「心のバリアフリー」を発信できる企業を目指しています。

また、ヤンマーシンビオシス(株)は、“ヤンマーらしさ”を追求するため、農業に関わる「農業ソリューション事業」、ヤンマーグループ社員にとって働きやすい環境づくりをサポートする「オフィスサポート事業」、小形ディーゼルエンジンの生産に関わる「製造サポート事業」の3つの事業を展開しており、障がいのある社員も安心して仕事ができるよう、さまざまな取り組みを行っています。

具体的には、精神保健福祉士、作業療法士等の専門職を配置し、さまざまな困りごとを本人や職場と一緒に解決する体制を整えています。また、障がいのある社員本人との定期的な面談や地域支援機関も交えた会議を通じて、社員の心身のケアに日頃より努めています。

グループ適用企業は2025年3月末現在、7社※2で、その障がい者雇用率は、現行の法定雇用率を達成し、2.59%となりました。今後もヤンマーグループ全体として、障がい者雇用に取り組みます。

  • ※1「特例子会社」とは、国から特別に認められた制度であり、障がい者の雇用に特別の配慮をした子会社を設立することにより、グループを一つの企業とみなして、雇用率を算定することができる制度
  • ※2ヤンマーホールディングス、ヤンマーパワーテクノロジー、ヤンマーアグリ、ヤンマーアグリジャパン、ヤンマービジネスサービス、神崎高級工機製作所、ヤンマーシンビオシス

障がい者雇用率

障がい者雇用率のグラフ

地域との共生を目指した、体験を学びにつなげる観光農園「SYMBIOSIS FARM by YANMAR」を運営

「美味しく遊ぶ!」をコンセプトに、地域資源を活用して子どもたちにワクワクする体験と学びを提供する新しいスタイルの観光農園「SYMBIOSIS FARM by YANMAR(シンビオシスファーム バイ ヤンマー)を 2024 年 1 月にオープンいたしました。

地域社会との共生を目指すとともに、ヤンマーグループの特例子会社として農業分野で障がいのある人が働く領域の拡大を目指します。

個人の専門性や希望を考慮した再雇用制度など高齢者の活躍推進を進めています

国内における少子高齢化が進むなか、ヤンマーは人材の多様性やこれまで培った経験スキルを生かすという観点からシニアの活躍推進を進めています。定年退職者のうち再雇用を希望した社員は全員65歳まで勤務することができ、2024年度のヤンマーの再雇用率は55.3%(グループ会社への転籍者を含めると93.6%)となっています。

また、個人の専門性や希望を考慮したうえで、適正な再配置ができるように配慮しています。

  • 定年到達時、事業会社在籍者は原則として在籍会社へ転籍。

ムスリムフレンドリー食の提供と祈祷室の設置

ムスリムフレンドリー食の一例
ムスリムフレンドリー食の一例

ヤンマーは、多様な社員への対応とグローバル化戦略の一環として、本社社員食堂(プレミアムマルシェオーサカ)にて、ムスリムフレンドリー食を提供しています(要予約)。

  • 「SEA & FARM by YANMAR MARCHÉ」に名称変更しました。

食料生産の分野をミッションに掲げる企業として、食材と味にもこだわり、ムスリム対応の肉や食材を使用するなど、ムスリムの社員やお客様はもちろん、日本人社員にも安心でおいしい昼食メニューの一つとしてムスリムフレンドリー食が選ばれています。また、礼拝の習慣に配慮した祈祷専用のスペースも設置。これらの取り組みは文化の相互理解の観点からも、社員、お客様から、国籍・宗教を問わず評価を得ています。

仕事と家庭の両立支援

働きやすい環境整備を行い、さまざまな制度を有効に活用

育児介護休業等の制度は、利用可能な条件や利用回数など法定以上の内容で整備しています。さらに、積み立て有給休暇制度の充実などにより、家庭と仕事を両立させ、従業員が能力を十分に発揮し、安心して働き続けられるような職場づくりに取り組んでいます。

また、ヤンマーでは多様な人材の活躍と生産性の向上を目的として、2017年10月より在宅勤務制度を導入しています。2020年度には、利用対象者の拡大、在宅勤務制度とフレックスタイム制の併用の実現、育児短時間勤務等を利用できる養育する子の対象年齢の引き上げなど、従業員はワークライフバランスを考慮した、より柔軟な働き方を選択することが可能となりました。

今後は、より多くの社員が活用できる制度へと改善を進めます。

育児休業制度

育児休業取得を希望する社員が当たり前のように、育児休業を取得できる会社に変わっていけるよう、各種活動に取り組んでいます。

2024年度はヤンマーホールディングスにおいて、育児休業の利用者数が85名、短時間勤務者数が86名、産前産後休暇取得者数が21名となっており、女性の育児休業からの復職率は100%となっています。2024年度の男性の育児休業取得者は65名で、取得率は76.5%と年々増加傾向にあります。

9月19日「育休を考える日」として、他社が展開する男性育休プロジェクトに賛同するとともに、当社では男性が当たり前に育児休業を取得できる社会を目指して、社内で育休について考えるための情報提供を行いました。

育児休業を取得し職場に復帰できるようにさまざまな支援をしています。具体的には、ベビーシッター割引券の導入、企業主導型保育共同利用園の拡大等を実施しています。

また、2024年度から育児休業から復帰する社員の上長向けに育休復帰後支援研修を行い、上司と部下の面談を導入しました。

育児休業制度
ヤンマーホールディングス(2024年度)

(名)

2024年度
男性 女性 合計
育児休業利用の対象となる従業員数 85 21 96
育児休業利用者数 65 20 85
育児休業から復職した従業員数 62 23 85
育児休業後の従業員の復職率 100% 100% 100%
育児休業後の従業員の定着率 91.1%
(51/56)
72%
(18/25)
85.2%
(69/81)
短時間勤務制度の利用者数 7 79 86
産前産後休暇の取得者数 0 21 21

介護休暇制度

介護を目的とした休暇をより柔軟に取得できるよう、時間単位での取得が可能です。
2024年度はヤンマーホールディングスにおいて、介護休業の利用者数が3名、短時間勤務者数が1名、介護休暇取得者数が4名です。

ヤンマーホールディングス(2024年度)

(名)

2024年度
男性 女性 合計
介護休業利用者数 3 0 3
短時間勤務制度の利用者数 1 0 1
介護休暇の利用者数 3 1 4

年次有給休暇の取得推進

ヤンマーホールディングスでは、年次有給休暇の取得促進に取り組んでいます。
継続的な取り組みにより、2024年度は年次有給休暇の取得率は69%となりました。さらなる取得率向上を目指して、社内への取得実績の公表、取得推進を実施しています。

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