環境にやさしいシステム

発電機関としてIMO(国際海事機関)のNOx規制値をクリアした中速機関を採用。従来システムで採用されている低速機関と比較すると、NOx排出量は少なくなっています。また、中速発電機関の採用により低振動・低騒音化も実現し、乗組員の船内居住性も快適になり、作業環境も大きく改善されました。

より高い経済性

従来船よりライフサイクルコストが低減

電気推進システムの採用により、燃料コスト・メンテナンスコストを低減できます。
ライフサイクルコストにおいては、ある具体的な検討事例で、導入後5年以降、従来船よりも電気推進船のほうが低コストとなりました。

船型改善による総合効率向上

電気推進システムは、従来システムに比較すると電気への変換を行う分、伝達効率が低下します。
そのため推進抵抗の低減による燃料消費量の改善を図るべく、縦軸推進装置とバトックフロー船型を採用しました。
従来船型は船底に軸系が入る膨らみがありますが、バトックフロー船型は船底を流れる水流と、船の側面を流れる水流を分ける船型のため、水流の干渉が少なく推進抵抗を抑えることができます。このように、より理想的な船型を追求し、数々の水槽試験を行った結果、船型改善による総合効率の改善に成功しました。

発電機関の台数制御によるコスト削減

電気推進システムでは、負荷の状況に応じて自動的に最適な運転台数の制御を行う「パワーマネージメントシステム」を採用できます。発電機関をつねに燃料消費率のよいゾーンで使用することにより、燃料消費量を抑えることができます。

より高度な安全性・操船性

システムの二重化・全旋回縦軸推進装置の採用

推進電動機と発電機関を設け、システムを二重化することで、万一の故障時のリスク分散が可能となり、定時性確保と共に航行の安全性が向上。停船性能の向上および超微速航行も可能です。また、操船性能の向上をはかるため、2軸の全旋回縦軸推進装置を採用しています。