不思議な偶然でつながる2人が育む、
笑顔とチャレンジの現場
#師弟愛
M.Yさん(師匠)
びわ工場/2008年度入社/新卒
T.Yさん(弟子)
びわ工場/2020年度入社/新卒
#師弟愛 #びわ工場 #新卒
未知の現場に飛び込んで働くのは、誰しも不安なもの。そんなとき、頼れる先輩が近くで親身に相談に乗ってくれたら、どれほど心強いでしょうか。同じ名前を持つ師匠と弟子が大切にしてきた仕事への考え方を聞きながら、ヤンマーパワーテクノロジーはなぜ「働きやすい職場」なのかを探っていきます。
偶然が重なった
不思議な縁
まずはお二人について教えてください
2008年入社のM.Yです。エンジンのクランク製造ラインで作業長を務めています。ラインがスムーズに稼働するように、人も設備も管理するのが主な仕事です。
2020年入社のT.Yです。現在「リリーフ」という役職で、トラブル対応や新人教育、品質不良が出たときの調整などを任されています。
実はどちらも同じ名前です。誕生日も1日違いで、干支まで同じ午(うま)年。性格も似ているところがあるし、「そんな偶然あるのか」と思いました。
初めてM.Yさんと会った当時は、失礼ながら正直「チャラい先輩だな」という第一印象でした。でも、同じラインで働く前から気さくに話しかけてくれるので、しゃべりやすい先輩だなとも思っていました。
そういう「しゃべりやすさ」は、自分たちに限らず職場全体にあるなと感じます。
休憩中の会話も、いつも盛り上がりますよね。
そんな雰囲気だから、朝起きて「会社に行きたくない」と思ったことがないくらいです。
失敗を成長の糧にする
指導文化
お二人の関係性を象徴するようなエピソードは?
M.Yさんとのエピソードで印象に残っているのは、一度クランクのバランス調整を失敗してしまったときの出来事です。ラインを動かす際に、周りに質問できる人がいなかったので自分なりに考えて設備の初期設定をしたら、正しい設定とは全く違っていたんです。結果的に不良品にはならなかったものの、修正が必要な製品を作ってしまいました。「やってしまった」と凹みながら、翌日にM.Yさんに報告したら「挑戦した結果だから、全然問題ない」と言ってもらえたんですよ。
言ってしまえば、不良ではなく修正だけで済むわけです。だから自分としては大きな失敗ではないかなと。その一件も、T.Yなりに考えて挑戦した結果の失敗ですから、彼が経験値を積める方が大切かなと思って、そう言ったのを覚えています。
実際、その言葉で心がすごく楽になりました。
自分も挑戦に前向きな環境で育ててもらった経験があるから、そういう文化は今後もつないでいってほしいと思います。あともう一つ、先輩たちから受け継いできて、自分が今も大切にしているのが「楽しい職場」であることです。仕事を楽しむことはもちろん、休憩中にいろいろ話したり、プライベートで遊んだりするのも楽しい職場づくりにつながっていると思います。普段は機械設備や工具と向き合う時間が長いですが、結局は人間同士で仕事をするわけですから、職場の良い雰囲気やつながりは大切にしていきたいですね。
安心して飛び込んできてほしい
今後の目標や後輩へのメッセージをお願いします
生産現場では、実際に配属される前に1年間の研修を受けることになります。自分もT.Yも高校の普通科出身で、当初エンジンのことは何も知りませんでした。それが今や人に教える立場になったのですから、「専門的な知識がないからといって、ここで働くことをあきらめなくてもいい」と伝えたいです。
知らない場所で働くのは、誰でも不安な気持ちがあると思います。でもこの職場なら心強い先輩がたくさんいるので、安心して飛び込んできてください。あと最後に個人的な目標を言うなら、知識や経験をもっと深めて、「職場にいれば周りが安心できる」M.Yさんのような存在になりたいと素直に思います。
もし、これから先、自分と違うラインへ行ってしまうと思うと、少し寂しいけど……。でも吸収した知識や経験を自分なりに考えて実践しながら、これからもT.Yには成長してほしいというのが本音です。将来ここで働くみなさんも、成長できる環境に身を置きながら、いろいろなことにチャレンジしてほしいです。
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