データと感覚で
「正解のない開発」に挑む
エンジニアたちの情熱
#エンジニア魂

K.Tさん

K.Tさん
開発試験/2021年度入社/新卒

K.Mさん

K.Mさん
開発試験/2023年度入社/新卒

#エンジニア魂 #開発試験 #新卒

エンジンは、農機、建機、発電機など私たちの生活基盤を築く産業機械に欠かせない心臓部。それだけに、エンジニアたちは並々ならぬ情熱を注いでものづくりに励んでいます。データと感覚を駆使しながら「正解のない開発」に挑み、0から1を生み出すものづくりの真髄を、2人のエンジニアに聞きました。

原点は、
身近にあったエンジン

入社のきっかけをおしえてください

K.Tさん

就職活動をしていた2020年ごろは自動車の電動化が話題で、「もうエンジン開発は下火になるのでは」と不安を感じていました。ですが、それでもエンジンづくりをやりたい気持ちが強くて、ヤンマーパワーテクノロジーに入社することに決めました。入社後はエンジンの根強い需要を実感し、この仕事に誇りを感じています。

 K.Mさん

僕の場合は、農業をしている祖父がヤンマーの農機具を使っていたので、子どものころから身近に感じていた影響が大きいです。もちろん、工業高校に通っていたころからエンジンへの興味もありました。

 K.Mさん

周りにも車好き・エンジン好きが多いですよね。僕も小さいころからモータースポーツに興味があって、車の心臓部であるエンジンへの興味につながっていきました。

データと感覚、
その両方にこだわる

仕事の中で大切にしている「こだわり」は?

K.Tさん

試験部としては、常にデータや結果にこだわっています。ただ、少々ややこしい表現をするなら、「こだわらないことをこだわっている」とも言えます。過去の常識や机上の検討結果が間違っていたときに、意地を張らず素直に誤りを認めることが大切なんです。

 K.Mさん

K.Tさんがデータを見る方で、僕はデータを取る方なので、少し視点が違うかもしれませんが…。わずかな試験条件の違いでも結果が変わったりするので、日々試験条件に問題ないか目を光らせています。

K.Tさん

確かに。人間でいう「低気圧だから頭痛がする」みたいな体調不良がエンジンに起こることもありますよね。

 K.Mさん

だから僕たちの担当領域では取ったデータだけを信頼するのではなくて、「今日はいつものデータと傾向が違う」とか、パソコン上に現れない違和感に気づけるかどうかの直感力とその正体を突き止める観察力にもこだわっています。

K.Tさん

K.Mさんは、本当に些細な音や振動の違いをいち早く察知してくれます。私たちとしても、データを重視しつつも、目や耳などの人間が持つあらゆる感覚を駆使して評価する観点も非常に大切にしています。ときには職人的な第六感?に助けられることもあります。

動き出す瞬間に
立ち会える喜び

エンジン開発の一番の楽しさは何ですか?

K.Tさん

自分の考えた通りエンジンが動いてくれたときの「ハマった」という瞬間ですね。頭の中で熟考した結果と実際に動かした結果が一致して「自分の考えが正しいんだ」と確信できたときの喜びは格別です。

 K.Mさん

僕たちの部署は、作り上げたエンジンの「生の音」を最初に聞き取り、感じ取れる特等席です。そういう現場で働いている時間は、とても充実しています。

0から1を生み出す情熱

今、力を入れているプロジェクトは?

 K.Mさん

今リアルタイムで進めているのが、排ガス規制に対応するエンジン開発です。

K.Tさん

K.Mさんがやっているのは、今まで世にない製品を、図面や部品すら存在しないところから生み出す、いわば0を1にする仕事です。それだけに、うまくいかないことも多いですよね。

 K.Mさん

正解がわからないまま突っ走っている感覚です。でも、だからこそ熱中できるのかもしれません。ちなみに、自分のプロジェクトが必ず成功するとは限らないので、同じサイズのエンジンを作る別のプロジェクトも並行して進んでいるんですよ。「そこには負けたくない」という気持ちを強く持ちながら、開発にあたっています。

K.Tさん

おお、そんな競争心を持っていたんですね。K.Mさんが言及した別プロジェクトの担当者は、経験も知識も相当上のレジェンド的な存在なんです。そんな大ベテランと切磋琢磨されていると聞くと、なんだかうれしく思います。

 K.Mさん

実際、父よりも年上の方です(笑)。ともかく「やったことがないから、あきらめよう」じゃなくて、「やったことがないから、やってみよう」の精神で取り組んでいます。

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