ABOUT

169年の歴史あるヨットレース

History

アメリカズカップは世界最高峰のヨットレースであると共に、その歴史は1851年に遡り、世界で最も古い国際スポーツ大会です。

169年に渡る伝統とその独特な魅力に惹かれ、経済界の著名人や世界の一流ヨットマンは多大な資金と時間を投資し、その名誉を勝ち取ることを目指しています。

Achievement

アメリカズカップ・トロフィーの名称由来は、1851年に大西洋を渡り英国のロイヤル・ヨット・スコードロン主催のレースでその力を見せつけた米国の「アメリカ号」から来ています。今では伝説となったワイト島一周レースで、アメリカ号は英国から参戦した14隻のヨットに圧勝し、当時の100ギニーカップを手にしたのです。

「アメリカ」号のオーナー達は、1857年にこのトロフィーを「アメリカズ・カップ」と名称を変更し、今後の国際ヨット大会の賞品としてニューヨーク・ヨット・クラブ(NYYC)へ寄贈しました。

Challengers

新たに発足した大会の基本ルール「贈与証書(Deed of Gift)」によると、勝者となるクラブが大会場所や体裁を決め、運営を行うことになりました。

その後、23大会にも渡り数々の挑戦が行われましたが、アメリカズカップがNYYCから剥奪されるまで実に132年も掛かりました。挑戦国はオーストラリア(6回)、カナダ(2回)、イングランド(8回)、北アイルランド(5回)、そしてスコットランド(2回)でした。

アメリカの連勝をようやく食い止めたのは1983年、オリンピック代表のヨットマンであった John Bertrand (ジョン・バートランド)が率いるオーストラリアのチームによるものでした。ニューポート大会(米ロードアイランド州)で7戦の内、3対1から見事巻き返しを起こし、4対3でアメリカのスキッパー Dennis Conner(デニス・コナー)から勝利をおさめました。

それから37年間、アメリカズカップを勝ち取ったのはアメリカ(5回)、スイス(2回)、そしてニュージーランド(3回)。バミューダ諸島で開催された第35回大会では、ニュージーランドのエミレーツ・チームがアメリカのオラクル・チームに圧勝しました。

この大会の勝利は第34回のサンフランシスコ大会で8対2のリードから9対8の逆転勝利をオラクル・チームに許してしまったニュージーランドにとって因縁の対決、そして悲願のタイトルとなりました。

マリン・テクノロジーの前進に貢献

Advancement

アメリカズカップはその歴史を通じて最先端技術、デザイン、構造、材質と共に発展しています。最速のヨットが勝利すると捉われているため、参加チームは技術の競争にも参戦することになっています。

アメリカズカップに惜しみなく投入される研究開発費用は、後にレース船やクルーズ船に搭載される高度な技術と装置の商品開発に繋がっています。これは、冷戦時代に繰り広げられたアメリカとロシアによる宇宙開発競争が多くの商品(GPS, ワイヤレスヘッドホン、LEDライト、コードレス掃除機、フリーズドライ食品、低反発商品、等)を生んだことと似ています。

そして今回の第36回アメリカズカップ(タイトルスポンサー:プラダ)ではまたしても最先端なテクノロジー開発が期待されています。

それを象徴するのが、レースで使用されるフォイリングモノハルヨットのAC75です。11人のクルーがフォイリング(水面から浮き上がって走行)する75フィート(22メートル)のヨットを操船することになります。

Highlight

AC75のデザイン規則は今までにないコンセプトから生まれました。ディフェンダーのエミレーツ・チーム・ニュージーランドとチャレンジャー代表(チャレンジャー・オブ・レコード)のルナ・ロッサ・プラダ・ピレリ・チームの共同開発によるものです。

このような画期的なヨットが時速50ノット(58 mph / 92 km/h)で走るレースは、今までないエキサイティングなレースとなります。

更に驚きなのが、イネオス・チーム UK(英国)とNYYCアメリカン・マジック(USA)を含むディフェンダ-とチャレンジャー・チームを合わせた全4チームが初戦の出だしからスピード加速可能なフォイリング技術を披露したことです。

ヨットのデザインと製造が優れているだけでなく、レースに挑む才能あふれるクルーもいかに素晴らしいかが証明されます。

2021年3月の本戦に先駆けて、2021年1月と2月にチャレンジャー・セレクション・シリーズとなるプラダ・カップがニュージーランドのオークランドで開催されます。

第36回アメリカズカップでのヤンマー

ヤンマーは2013年に開催された、第34回アメリカズカップでアメリカのオラクル・チームにマリンエンジンを提供するオフィシャル・テクニカル・パートナーになって以来、今ではアメリカズカップに欠かせない企業となりました。2017年バミューダ諸島で開催された第35回アメリカズカップでは大会のオフィシャル・マリンエンジンパートナーを務めました。

そして今回第36回アメリカズカップではオフィシャル・マリン・サプライヤーとして、2020年と2021年に行われる全レースにて大会運営をサポートします。

36TH AMERICA'S CUP PRESENTED BY PRADA AUCKLAND 2021 YANMAR OFFICIAL MARINE PARTNER

SCHEDULE

Auckland – New Zealand
THE PRADA CUP
2021
1.15-2.22
Auckland – New Zealand
AMERICA’S CUP
PRESENTED BY PRADA
2021
3.6-3.21

PRODUCT

Yanmar’s X47
EXPRESS CRUISER

レース運営艇に搭載されるエンジンと共に、ヤンマーブランドの最新フラッグシップモデルX47 Express Cruiserを第36回アメリカズカップの公式VIPクルーザーとして提供。高い性能と信頼性はヤンマー商品の象徴でもあり、それらを備えたマリンエンジンとボートを提供することにより大会の成功をサポートしていきます。

ATTITUDE OCEAN
世界の海に持続可能な未来を

ヤンマーは長年にわたり未来につながる社会とより豊かな暮らしの実現のために世界中でこの課題解決に取り組んでいます。そして第36回アメリカズカップの予選となる ACWSレガッタ、クリスマス・レース、そしてプラダ・カップを運営する団体「Challenger of Record 36 s.r.l.(COR36)」 の新たなプロジェクトである「 Attitude Ocean」 に大会のオフィシャル・マリン・パートナーとして参画しています。

MOVIE

(1分29秒)

Attitude Oceanに関する活動はレポート記事で紹介します。