選別・排出
シングル可変フローローター
シングルローターシステムは、少ない力でより大きな能力を発揮します。大径のローターは、低い回転速度においても小径ローターよりもさらに高い慣性力を発生させます。また、従来の脱こくシステムと比べ、脱こく面積が広く、高い処理能力を備えています。
また、作業条件に応じて、ローターに装備されている羽根の角度をキャビンの中から調整することで、希望の品質の収穫作業を実現できます。
羽根角度を標準位置に設定すると、作物はローター周りを7回転し、より高い分離性能を発揮します。ストロー品質の維持やチャフシーブの負荷を軽減したい場合、羽根角度を前進位置にすることで、ストローは5回の回転でコンバインの外に排出されます。
①供給ビーター
羽根を備えたビーターで、フィーダーハウスからの作物を脱こくエリアへスムーズに供給します。
②脱こくエリア
円錐状の脱こくエリアを通ることで、流れる作物マットの厚み(量)は徐々に減ります。脱こくエリア前方部で、脱こくされやすい穀粒をやさしく、効率的に脱こくします。脱こくエリア後方部では、未脱の穀粒を確実に脱こくし、省力で高品質な作物を収穫できます。
③分離エリア
分離エリアに入った作物は、螺旋状の羽根によりローター周りに導かれ、ロータータインにより穀粒を分離します。作物の状態に合わせて、羽根の角度をキャビンの中から調整できます。作物に合わせて、2つの速度からローター回転を選択できます。(210rpm/1000rpm)速度の変更は、工具なしで簡単に変更できます。
穀粒を確実に精選するために、4つのセクションで選別します。処理能力が高いため、収量が多いときでも速さと品質で卓越した能力を発揮します。
section1:コンベアオーガ
大径コンベアオーガで多量の殻粒を確実に選別部へ運びます。特に傾斜地や湿った状態でも穀物の偏りが少なく、安定した選別を行うことができます。
section2:プレクリーナー
大容量の空気を送り込み、プレクリーナーを通過することによって、籾殻やごみを吹き飛ばします。約3分の1の穀粒はプレクリーナーによって吹き出される前に分離され、クリーングレンオーガーに直接落ち、チャフシーブを通過する穀粒や籾殻の量を減らします。
section3:チャフシーブ・グレンシーブ
2つのシーブでしっかりと選別します。グレンシーブに落ちない場合は2番のエレベータへと運ばれ、確実できれいな選別を実現します。
section4:クリーニングファン
クリーニングファンの回転数を運転席から調整でき、作物の条件に合わせて適切な回転数を選択できます。これにより、きれいな選別を行うことができます。
フラットトゥースコーム(Flat Tooth Comb)
フラットトゥースコームルーバーは通常のルーバーよりも大きく開くことで、わらの通過を制限し、テーリングス量を低く抑えるとともに、グレンタンク内のゴミの量を低減します。
スロープマスターシステム
チャフシーブ後端の左右にフィンガータイプレーキを装着。最大7%の傾斜に対応できます。未脱の穂や穀粒はフィンガータイプレーキ部から脱こくシリンダーへ戻され、再脱こくされます。
デュアルレンジクリーニングファンドライブ
クリーニングファンは2つの速度レンジを装備しています。キャビン内で簡単に速度レンジを変更できます。
穀粒サンプリングソリューション
穀粒選別後の品質を、すぐさま確認できます。作業後に実際に手にとり現物を確認できるので、安心です。
ヒルマスター(HM仕様 ※ホイル仕様のみ)
ヒルマスターシステム(最大対応傾斜15%)とスロープマスター(最大対応傾斜7%)を組み合わせることで、最大傾斜22%のほ場でも平坦な土地と同等の脱こく・選別性能を実現します。
グレンタンク
大容量グレンタンクと高排出オーガにより、作業能率を向上させました。
排出オーガ先端角度調整
キャビン内から排出オーガ先端角度を調整できます。穀粒の排出作業をより正確に行えます。
折り畳み排出オーガ
移動走行する際は排出オーガを折り畳み、機体をコンパクトにできます。
チョッパー
100枚のナイフを装備したチョッパーです。キャビンの中からチョッパーの「入」「切」の切り替えができます。