コンバインの刈取り作業において、特に品質と信頼性が問われるヘッダー部分には、ジョンディアの世界に誇る技術を結集。耐久性に優れ、鋭い切味を維持できるように設計されています。刈取りプラットフォームは3種類をラインアップ。ロスを低減し、様々な作物収獲に対応します。
RA(RIGID AUGER)
固定式の刈刃を備えた刈取りプラットフォームです。作物の条件に応じてテーブル長さを調整可能で、高さセンサーにより設定した刈高さを自動で維持します。
FA(FLEX AUGER)
地面の起伏に合わせて刈刃が柔軟に追従する構造です。地面に近い位置から刈取る必要がある豆類などの作物に最適で、調整はキャビン内から行えます。
RDF(RIGID DRAPER FLEX)
刈取った作物はオーガとベルトによって中央の大径フィードドラムへ搬送されます。さらに、ハイドロフレックス技術の搭載で、油圧式フロートシステムによりプラットフォーム全幅で地面の形状に追従します。特に豆類の収穫において、優れた性能を発揮します。
| シリーズ | 販売型式名 | 刈幅(m) | 全幅(m) | 質量(kg) |
|---|---|---|---|---|
| RA (固定刈取) |
JD-RA16 | 4.87 | 5.23 | 1800 |
| JD-RA18 | 5.49 | 5.81 | 2000 | |
| JD-RA20 | 6.10 | 6.42 | 2150 | |
| JD-RA22 | 6.71 | 7.03 | 2350 | |
| JD-RA25 | 7.62 | 7.94 | 2850 | |
| JD-RA30 | 9.15 | 9.47 | 3200 | |
| FA (フレックス刈取) |
JD-FA16 | 4.87 | 5.60 | 2060 |
| JD-FA18 | 5.49 | 6.30 | 2220 | |
| JD-FA20 | 6.10 | 7.00 | 2350 | |
| JD-FA22 | 6.71 | 7.50 | 2540 | |
| JD-FA25 | 7.62 | 8.50 | 2730 | |
| JD-FA30 | 9.15 | 9.98 | 3170 | |
| RDF (フレックス刈取・油圧式) |
JD-RDF30 | 9.14 | 10.27 | 3350 |
| JD-RDF35 | 10.67 | 11.79 | 3490 |
ワンタッチマルチカプラー
コンバインに刈取りプラットフォームを装着した後、工具を使わずに油圧・電装関連の接続が可能です。これらの接続はワンタッチマルチカプラーに集約され、簡単に刈取りプラットフォームの着脱を行うことができます。
フィーダーハウス内で作物の流れを均一に整えることで、後工程の脱穀・選別において優れた性能を発揮させます。
フィーダーハウスの速度調整
作物のスムーズな流れを実現するため、フィーダーハウス駆動チェーン速度を向上。作物マットが平準化され、詰まりの発生を低減しました。また、減速用のスプロケットも用意しており、豆の収穫時に使用することで、収穫品質の向上が期待できます。
シートから刈取状況が見渡せる良好な視界性
長く設計されたフィーダーハウスにより、オペレータはヘッダー全体を見渡すことが可能。体を傾けることなく、刈高さや作業状況を確認することができます。
前後チルトの調整
前後傾斜角度は、フィーダーハウスに取り付けられているターンバックルにより調整できます。刈取りプラットフォームの最適な作業姿勢の確保に役立ちます。
ホイール仕様(ヒルマスター付):±6°
クローラ仕様 (ヒルマスター無):±9°
左右チルトの調整
左右傾斜角度は、下部中央部を支点に±4°の範囲で調整可能です。ヘッダーの高さに連動して、左右のチルトも自動で調整されます。
ドラム位置の調整
フィーダーハウスの両側にあるハンドルを操作するだけで、工具を使わずにドラム高さを調整できます。作物の種類や状態に応じて、簡単に調整が可能です。