stage1 脱こくシリンダー
直径660mmの大型脱こくシリンダーには、10本のラプスバーを搭載。常に4本のバーが作物と接し、扱ぎ残しを最小限に抑えます。さらに、穀粒やわらへのダメージも軽減し、効率的な脱こくを実現します。

stage2 オーバーショットビーター
脱こくシリンダーを通過した作物は、オーバーショットビータードラムとハウジングの間を通過します。作物はビーターの上部を滑らかに通過するので、急激な方向変化がなく、わらの品質を保ちつつ、消費馬力を抑えます。さらに、ビーターの広範囲を活用することで、効率的な分離作業を可能にします。

stage3 タインセパレーター
ジョンディア独自のタインセパレーターは、直径800mmの大型分離ドラムを採用。広いラップ角度と「コーミング効果（くしでとかす）」を生むフィンガーによって、作物の分離性能を高めます。ドラムとコンケーブの間隔が広いため、より多くの作物を収容でき、重い作物でも安定した分離が可能です。さらに、大型ドラムによって作物の流れが加速され、丸型ワイヤーと大きな開口部との組み合わせにより、穀粒の分離効率が向上します。

stage4 リアビーター
タインセパレーターを通過した作物は、リアビータードラムによってストローウォーカーへと搬送されます。このビーターは、下部にミニコンケーブを備え、二次選別も行います。

stage5 ストローウォーカー
ウォーカーは、150mmのストロークで150rpmの低速回転で動作します。確実な選別を行うため、高い段差を持つように設計されており、作物がウォーカー上に長く留まることで、穀粒の分離効果を高めます。

section1 コンベアオーガ
大径コンベアオーガで多量の殻粒を確実に選別部へ運びます。特に傾斜地や湿った状態でも穀物の偏りが少なく、安定した選別を行うことができます。

section2 プレクリーナー
大容量の空気を送り込み、プレクリーナーを通過することによって、籾殻やごみを吹き飛ばします。約3分の1の穀粒はプレクリーナーによって吹き出される前に分離され、クリーングレンオーガーに直接落ち、チャフシーブを通過する穀粒や籾殻の量を減らします。

section3 チャフシーブ・グレンシーブ
2つのシーブでしっかりと選別します。グレンシーブに落ちない場合は2番のエレベータへと運ばれ、確実できれいな選別を実現します。

section4 クリーニングファン
クリーニングファンの回転数を運転席から調整でき、作物の条件に合わせて適切な回転数を選択できます。これにより、きれいな選別を行うことができます。