平成22年度 活動記録

「奨学生証書授与式(大学院生)」を開催

平成22年6月25日

本年度採用された奨学生の証書授与式がホテルグランヴィア大阪で開催されました。

本年採用した奨学生

大学院生 16名
大学生 8名
外国人留学生 6名
高校生 10名
合計 40名

本日出席の、大学院奨学生へ、山岡育英会理事長代理から、一人一人に証書が授与されました。

その後、各人が選考委員の先生方の前で、自己紹介及び研究のテーマを発表しました。

選考委員の先生方からは、厳しくも激励の言葉が贈られました。
抜粋・先生から何を学ぶか、技術を教わるよりも、物の考え方・見方・方法論を身に付けよ

「高校奨学生保護者会・友の会(西浅井地区)」開催

平成22年8月17日

8月17日、滋賀県西浅井町のヤンマー永原工場および西浅井支所にて、高校奨学生の保護者会・友の会総会が開催されました。

高校奨学金制度は、昭和40年に初代理事長 山岡孫吉翁の故郷でもある滋賀県湖北地域にて、経済的に恵まれず、進学が困難な高校生を対象に設けられたもので、今日までの卒業生は、累計で約500名に至っています。

「外国人留学生研修会」

平成22年9月17日~18日

観て、感じて、語り合って……、和やかなひと時が、研究生活の活力に

山岡育英会の留学生としての絆を深め、日本文化の理解を深める研修会が今年も行われました。
東京・大阪・神戸から集まった留学生一行が最初に訪れたのは永平寺です。一瞬の雨に洗われた七堂伽藍の荘厳な雰囲気に圧倒され、みな熱心にカメラのシャッターを切りました。

続いて訪ねた伝統工芸村では、うちわ作りを体験。和紙を漉き、落ち葉を散らしたデザインを施し、それぞれの個性が光る作品が完成しました。
宿泊先の加賀・山代温泉では到着後・夜・翌朝の3回も温泉に入る留学生もいて、日本の温泉を心ゆくまで堪能した様子。 この夜行われた懇親会は、一同ご馳走に夢中で少しばかり寡黙になってしまいましたが、続く二次会では日本語、英語、中国語、韓国語でカラオケを熱唱。
少しばかり羽目をはずして夜がふけるまで大いに盛り上がりました。

二日目は世界文化遺産として知られる白川郷合掌造りや飛騨高山の古い街並みを散策し、京都・奈良は知っているという留学生も、また違った日本の魅力に触れることができまたようです。

「この二日間は研究を離れて、趣味のことやこれからの就職のこと、将来のこと、みんなといろんな話をすることができました」ともに過ごし、語り合ったひと時が、再びはじまる研究生活の励みとなることでしょう。

技術系大学院生の「研究発表会」を開催

平成22年11月12日~13日

昨年までは、外国人奨学生と日本人奨学生は、別々に「研究発表会」を開催していましたが 今年は、外国人奨学生を含めた全国の大学院生が集合し、恒例の「研究発表会」が合同で開かれました。

12日~13日「研究発表会」
奨学生同士が、それぞれの研究テーマについて発表しあう大変貴重な学業体験。 それぞれ分野が違うスペシャリストの奨学生、当会役員の諸先生、ヤンマーの幹部を前に、発表者は普段とは勝手が違うプレゼンテーションを展開。 それに対し、当会役員の諸先生から鋭い指摘や貴重なアドバイスを頂きました。 「自分では理解していても、相手に伝わらないと意味が無い」ということをこの発表会で奨学生たちは実感し、大いに勉強になったことでしょう。

12日ヤンマー尼崎工場にて
工場見学のあと、ヤンマーの若手・中堅社員から研究の紹介、人事課長からは奨学生へ期待する言葉を頂きました。 奨学生達は、来春の入社に思いを馳せたことでしょう。

13日大阪市内のホテルにて
京大・評議員 梅田 幹雄名誉教授の基調講演がありました。「日米欧の大学教育と研究の現状」欧米の大学の取り組みを紹介しながら、日本の大学が今、将来を見据えて戦略的に取り組まなければならないことをじっくりと解説。 50年後に世界の覇権国はどこか、日本はこれから国際社会でどんな地位を取るべきなのかなど、今の学生が真剣に考え、取り組んで欲しい事柄を、分かりやすく講演いただきました。

「第46号会誌」発行

平成22年12月

  • 山岡孫吉、初代理事長座右銘
  • 歴代理事長略歴
  • 理事長あいさつ
  • (特別寄稿(大学総長・学長他)
  • 卒業生投稿
  • 現役奨学生投稿

資料編

  • 山岡育英会の1年の動き
  • 育英奨学資金寄付芳名録
  • 役員名簿
  • 卒業生・採用生紹介
  • 平成22年度奨学生名簿
  • 事務局からの連絡
  • あとがき

本誌編集にあたり、多数の方々に多大のご協力をいただき心から感謝します。
今後とも、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
奨学生OBの方で、お手許に当会誌が届いていない場合は、下記にご連絡ください。

公益財団法人 山岡育英会

住所 〒530-0013
大阪市北区茶屋町1-32 YANMAR FLYING-Y BUILDING
電話 06-6376-6281
FAX 06-6376-8103
E-mail yd_ikuei@yanmar.co.jp

「卒業を祝う会」を開催

平成23年2月27日

理事長をはじめとした役員たちと記念写真。この中から、どんな素晴らしい人材が日本や世界で活躍していくのか。希望あふれる青年たちが今、飛翔していく寸前のメモリアル写真です。

卒業をお祝いして記念品が、山岡淳男理事長から直接、卒業生一人ひとりに手渡されました。その感動は永遠のものとなる事でしょう。

「今こそ哲学を学ぶ時代だ」という岡本道雄理事(元京都大学総長)の記念スピーチは、奨学生の心に深く刻まれました。

卒業生とそのご友人たちによる、弦楽四重奏は会場を深い感銘に導かれました。これを聞いた現役生のひとりは「僕たちの時もぜひ何かやりたい」と、強いアピールをしました。

司会の朝山くみさん(フリーアナウンサー / 山岡育英会卒業生)による卒業生インタビューは恒例で、今回も面白いトークで会場が盛り上がりました。

式典は、卒業生と当会役員が同じテーブルで歓談の中、進行されました。

2次会の一コマ。大学も違う、学部も違う面々が、今、永遠の友情に結ばれました。