平成18年度 活動記録

奨学生証書授与式（大学院生）を開催

平成18年6月13日

本年度採用された奨学生の証書授与式をヤンマー本社で開催しました。
本年採用した奨学生は、大学院生、大学生、外国人留学生、高校生、合わせて42名。

当日は、大学院生16名と留学生6名に対し、山岡育英会理事長から一人ひとりに証書が授与されたあと、各人が山岡育英会役員の前で自己紹介の形で研究内容を発表し、勉学への意欲や将来の希望をアピールしました。

高校奨学生保護者会・友の会（西浅井地区）の開催

平成18年8月1日

滋賀県西浅井町にて高校奨学生の保護者会・友の会総会が開催されました。
高校生奨学金制度は、昭和40年に初代理事長山岡孫吉翁の故郷である滋賀県湖北地域にて、経済的に貧しく進学が困難な高校生を対象に設けられ、今日までに累計400余名にいたっております。
当日は熊谷西浅井町長をはじめ、高校生とその父兄、ヤンマー永原工場長も出席し、孫吉翁の立像参拝、記念植樹、永原工場見学、総会などで充実した一日を過ごしました｡

技術系大学院生の「研究発表会」を開催

平成18年10月28日・11月18日

10月28日ヤンマー本社、11月18日東京八重洲倶楽部に於いて、研究に励む大学院生による、研究発表会が行われました。
今年は、北海道から九州地区の奨学生を二会場に分けて開催しました。

日頃顔を合わせる機会のない奨学生同士が、それぞれの研究テーマについて発表する場をもつことで、親睦をはかり、互いに切磋琢磨していくことが目的です。
分野の異なる研究者を前に、発表者は時に汗をかき、時には自信に満ちた笑顔とともに「ここがおもしろいところなんです！」と力強いプレンテーションを展開。

それに対し、当会役員の教授・ヤンマー技術幹部から鋭い指摘やアドバイスをいただきました。
その様子から、日頃の苦労はもちろん、研究に向ける熱意も伝わるなど、充実した発表会になりました。

「外国人留学生研修会」開催

平成18年11月10～11日

東京・京都・大阪・神戸の大学院で学ぶ留学生は、10日の朝、新大阪駅に元気な笑顔で集合。
「普段顔を会わせる機会の少ない留学生同士ですが、忙しい研究生活を離れて、リラックスした雰囲気のなかでお互いをよく知り、楽しく過ごしましょう」とのあいさつから研修会がスタートしました。

昼食後、一行はすぐに宝塚市にあるヤンマーの保養所「蜻蛉荘」に入り、勉強会に臨みました。
一人15分で日頃の研究成果を発表。ヤンマーの技術幹部から発表に対する質問やコメントをもらいました。
それぞれの専門分野は異なるとはいえ、学生たちは熱心にお互いの発表を聞き、同じ研究者として良い刺激を受けたようです。

またこの日は、山岡理事長を迎えての懇親会も行われ、理事長のアメリカ留学時代の話に耳を傾け、親しく歓談し、和やかなひとときを過ごしました。

2日目は、朝からバスで奈良へ出発です。留学生たちは少し眠たそうでしたが、「昨夜は部屋にみんなで集まって、遅くまでいろんな話げできたのでとても楽しかったです」と、にっこり。
慣れない日本での生活のことから就職活動の情報交換まで、おおいに語り、親睦を深めたようです。

最初に一行が訪れたのは禅寺の道場でした。住職の説明に従って、少し緊張の面持ちで足を組み、手は印を結び、坐禅にチャレンジ！
警策で肩を打たれ、「ちょっと痛かった」という学生もいましたが、自分の心と静に向き合った禅の体験は、今後の研究生活にもきっと活かされることでしょう。

この後、世界遺産の｢薬師寺」や「東大寺大仏殿」を参拝。大仏殿の柱の穴をくぐったり、奈良公園の鹿にお煎餅をねだられて取り囲まれたり、お互いに記念写真を撮ったりと、日本の古都の風情を堪能しました。
日本の文化や歴史にふれ、仲間たちとの語り合った2日間は、研究生活の新たな活力になったことでしょう。

「第42号会誌」発行

平成18年12月

• 山岡孫吉初代理事長座右銘
• 歴代理事長略歴
• 理事長あいさつ
• （特別寄稿（大学総長･学長他）
• 卒業生投稿
• 現役学生・留学生投稿

資料編

• 山岡育英会の1年の動き
• 育英奨学資金寄付芳名録
• 役員名簿
• 卒業生・採用生紹介
• 平成18年度奨学生名簿
• 事務局からの連絡
• あとがき

本誌編集にあたり、多数の方々に多大のご協力をいただき心から感謝します。
今後とも、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
奨学生OBの方で、お手許に当会誌が届いていない場合は、下記にご連絡ください。

公益財団法人 山岡育英会