直進アシストとは

ハンドルを操作することなく、自動で直進する機能。

直進に気を取られないので、その分、作業そのものに注力でき、疲労も軽減できます。

自動で直進だから 高精度 高効率 疲れにくい 簡単操作

自動で直進。旋回時のON/OFFは作業機昇降と連動

1 ハンドルを切る 自動で直進 手動旋回 作業機も上がる 2 作業機昇降スイッチを下げる 手動旋回 自動で直進 作業機も下がる
1 ハンドルを切る 自動で直進 手動旋回 作業機も上がる 2 作業機昇降スイッチを下げる 手動旋回 自動で直進 作業機も下がる

作業幅、オーバーラップ幅を設定。
未耕地を防ぎ重複を減らして効率アップ

1. 重複を少なく 耕うん作業など

重複を少なく 耕うん作業など
オーバーラップ幅を最小限にして効率のよい作業ができます

オーバーラップ幅を最小限にして効率のよい作業ができます。

2. 間隔を開けても等間隔 耕起作業など

間隔を開けても等間隔 耕起作業など
作業幅やオーバーラップ幅を設定することで、間隔を開ける肥料散布作業や1本飛ばし、2本飛ばし作業も迷わず等間隔で作業ができます。余裕を持って旋回できるので、ほ場の荒れも少なくなります

作業幅やオーバーラップ幅を設定することで、間隔を開ける肥料散布作業や1本飛ばし、2本飛ばし作業も迷わず等間隔で作業ができます。余裕を持って旋回できるので、ほ場の荒れも少なくなります。

3. 斜めでも等間隔 心土破砕作業など

斜めでも等間隔 心土破砕作業など
ほ場を斜めに等間隔で作業する目視では難しい作業も、自動で設定通りの間隔で作業できます

ほ場を斜めに等間隔で作業する目視では難しい作業も、自動で設定通りの間隔で作業できます。

旋回中、次の経路が表示されるので、迷うことなく次の工程に入ることができる。
旋回中、次の経路が表示されるので、迷うことなく次の工程に入ることができる。
作業済みの箇所は塗りつぶし表示。どこまで作業したか、すぐにわかる。
作業済みの箇所は塗りつぶし表示。どこまで作業したか、すぐにわかる。

発進と同時に、
直進アシストをスタートできる

発進と同時に自動で直進

停止しても直進アシストはONのまま。

発進と同じタイミングで自動で直進します。

・発進と直進アシストにタイムラグがないのでノーストレス。

停止、発信はブレーキ操作のみ 直進アシストはONのまま

後進も、発進と同時に自動で直進できる

位置合わせでバックする時も自動で直進

・まっすぐ速度を落とさずにバックできます。
・難しいバックの直進が手放しでOK!
・まっすぐバックするのでほ場を荒らしにくい。

前進から後進に切り替えても 直進アシストはONのまま

直進の精度を極める、
RTKアップグレードキット

選べる2つの位置情報取得方式

直進アシストはD-GNSS方式で位置情報を取得しています。

オプションとして、さらに高精度な位置情報を取得できるRTK- GNSS方式もご用意しています。

アンテナユニット

アンテナユニット
キャビンフレームの上方にレイアウト

D-GNSS GNSS(GPS、GLONASS等)衛星と静止衛星(MSAS)からの補正情報で位置を求める測定方式 RTK- GNSS GNSS(GPS、GLONASS等)衛星と固定基地局や電子基準点からの補正情報で位置を求める測定方式RRS方式・VRS方式ともに対応しています。

オプション
 RTKアップグレードキット 
RTK-GNSS方式での補正情報の取得

基地局 電子基準点・固定基地局RRS 通信方法 固定基地局のデータを利用。・国土地理院が管理する、全国約1,300ヵ所に設置されたGNSS運続観測点「電子基準点」・地方自治体、JAなどが設置した独自基地局・電気通信事業者が設置した独自基地局 通信機器 デジタル簡易無線 スマートフォン+Ntripアプリ 専用受信端末 使用条件 固定基地局より約5km以内 回線通信エリア圏内電子基準点・固定基地局から10km以内 基地局 電子基準点VRS 仮想基準点方式と呼ばれ、複数の電子基準点の観測データから、測量現場のごく近くにあたかも基準点があるかのような状態(仮想基準点)を作り出す技術。 通信機器 スマートフォン+Ntripアプリ 専用受信端末 使用条件 回線通信エリア圏内
※RTK(Real Time Kinematic)は、リアルタイムキネマティック測量の略で、既知点からの補正観測情報をインターネット回線や無線を利用して、トラクター(移動局)に送信し、トラクターの位置をリアルタイムで測定する方法を言います。※GNSS(Global Navigation Satellite System(s))は、GPSやGLONASSなどの測位システムの総称で、日本語では「全地球航法衛星システム」や「全球測位衛星システム」と呼ばれています。※電子基準点とは、国土地理院が管理する全国約1,300カ所に設置されたGNSS連続観測点。※ほ場での測位誤差は、RTK-GNSS 2点間の相対位置 誤差/数cm ※GNSS受信機は、対応型式である必要があります。補正情報:RRS方式/VRS方式補正情報のデータフォーマット:RTCM3.0/RTCM3.1/RTCM3.2/CMR/CMR+ ※Ntrip(Networked Transport of RTCM via Internet Protocol)は、GNSSの観測データや補正データの送受信をインターネット経由で行うための通信方式です。 ※補正情報サービスには、別途、通信機器代・通信費・利用料がかかります。
※オプションを取り付ける場合、別途取付工賃が発生する場合があります。

RTKの特長

高精度±2〜3cm

0.2km/hからの低速作業が可能

時間が経過しても位置のズレが少ない

RTK推奨作業

溝掘作業

高精度だから等間隔の溝が掘れる

溝掘作業

精度が高いので、あぜを壊すことなく、あぜギリギリにまっすぐ溝を掘れます。
さらに、等間隔の溝になるので、後工程のうね作りやその他の作業も効率よく行えます。

等間隔の溝のイラスト
トレンチャー作業

低速作業も高精度でまっすぐ

トレンチャー作業

難しい超低速の直進作業も、RTKアップグレードキットなら自動でまっすぐ。
直進を気にすることなく作業に集中できます。

播種作業

精度が後作業や収量に直結

播種作業

収量や後作業の効率化を左右する播種精度。
高精度な直進作業ができるRTKアップグレードキットは播種に最適です。

その他のRTKアップグレードキット推奨作業

あぜ塗り / うね立て / マルチ / カルチ / 掘り取り

あぜ塗り / うね立て / マルチ / カルチ / 掘り取り

基準線を登録できる
  • 基準線を登録しておけば、時期や作業が違っても同じ位置で作業ができます。(最大28件登録可能)
  • 例えばうね立て・播種で使用した基準線を登録。
  • 中耕作業も同じ基準線で、自動で直進作業が行えます。

耕うん作業もRTKアップグレードキットで
作業効率アップ!

作業速度:2.5km/h 作業面積:1ha(100m×100m) ラップ幅を最小限にすることで、工程を削減 D-GNSSの場合 作業幅 D-GNSS 200cm ラップ幅 10cm 経路間隔 190cm 1ha作業工程※ 枕地旋回:47回 ※手動で回り耕うん3回、ラップ幅10cmとした場合 RTKの場合 作業幅 200cm ラップ幅 2cm 経路間隔 198cm 1ha作業工程 枕地旋回45回 -2工程
基準線の作り方は3パターン
1.A点+B点
1.A点+B点
A点とB点を指定して基準線を作ります。
2.A点+車両方位角
2.A点+車両方位角
トラクターの位置(A点)とトラクターの向きから基準線を作ります。
3.A点+設定方位角
3.A点+設定方位角
トラクターの位置(A点)と基準角度の設定から基準線を作ります。

使い方は簡単

めんどうな操作なしに、
すぐにはじめられる

STEP1 位置情報を取得する

衛生測位 GNSS衛生からの位置情報を受信 *D-GNSS 5分程度/RTK2〜3分 位置認識 トラクターの前身方向を認識 エンジンをかける 約20m前進 直進走行

STEP2 基準線を作る

基本の基準線の作り方
始点A登録 基準線 手動で走行 終点B登録 手動 直進アシストON 自動で直進
作業しながら基準線を作る
始点A登録 基準線手動で走行5m以上 B登録 直進アシストON 自動で直進

STEP3 直進アシスト開始

直進アシスト「ON」で自動で直進!
(基準線に平行に作業)

直進アシスト開始

見やすく操作しやすい
タッチパネル式カラーモニター

タッチパネル式カラーモニター

大型7インチ。スマートフォン感覚で使用できます。水や油にも強い静電容量式。
見やすく操作しやすい位置に配置。セット位置や角度の調整もできます。

※直進アシスト仕様

タッチパネル式カラーモニター
タッチパネル式カラーモニター
タッチパネル式カラーモニター
  • 1. 見たい情報を任意で3つ表示できます。
  • 2. ステアリング感度
  • 3. 作業終点お知らせ

    トラクターが作業終わり(B点)まで10m以内になると、モニター上に表示されるとともにブザーが断続でお知らせ。5m以内になると連続音となります。

  • 4. 経路からのズレを表示
    経路からのズレを表示
  • 5. アイコンをタッチすることで設定画面や見たい項目に遷移。
  • 6. AUTOスイッチ

    直進アシストの開始・終了を行います。

  • 7. オフセットスイッチ

    作業中、経路からズレている場合は、オフセットスイッチで軌道修正。事前に1回分のオフセット量を設定できます。 設定範囲:1~10cm

5パターンの作業内容を登録。
すぐに直進アシストをスタートできる

最適なステアリング感度・スリップ補正はあらかじめ設定されています。カスタマイズもできます。
5パターンの作業内容を登録

〈設定されている作業〉
ロータリー/代かき/耕起・けん引/肥料・薬剤散布/あぜ塗り/うね立て/カスタマイズ

〈設定内容〉
作業幅、オーバーラップ幅、オフセット幅、経路オフセット量、経路作成モード、基準線作成、ステアリング感度、スリップ補正、経路作成基準位置、作業精度、作業終点お知らせ、下げオート連動

2.ステアリング感度
目標経路に素早く追従させたい場合や、前輪が細かく動く場合に調整。
ステアリング切れ角の感度を5段階に設定。

スリップ補正
湿田・傾斜地などで使用。ハンドルを切っても前輪がスリップして横滑りするような条件下においても、直進するように補正します。
通常「OFF」で、「弱」「中」「強」が選択可能。

5パターンの作業内容を登録

スマートアシスト(オプション)

スマートアシスト

万全サポートがあれば、仕事に打ち込める。

スマートアシストは、GPSアンテナおよび通信端末を搭載した農業機械から発信される稼働状況やコンディションの情報をもとに、お客様の作業改善や経営改善を実現するサービスです。

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作業機付きトラクターの道路走行について(早わかり)

必要な対応を行うことで、トラクターに作業機を装着したまま道路走行ができるようになりました。必要な対応は、「早わかりシステム」でカンタンにご確認いただけます。