セルフ点検情報 - 点検・交換のしかた - トラクター

トラクターの点検交換のしかた

お客様自身が機械の点検や部品の交換をされるときのポイントをまとめました。

機種によって各部の位置や形状、部品等が変わりますので、必ず取扱説明書と一緒にご利用ください。

自分で点検・交換をするのが不安な方は、
最寄りのヤンマー販売店・JAへご相談ください。

お近くのヤンマー販売店を探す

トラクター

エンジン部

エンジンオイル

エンジン内部を潤滑・冷却・洗浄・防錆・密封する働きをしています。

交換をおこたると、
エンジンの力が出なくなります。
エンジンが過熱します(オーバーヒート)。
マフラーから常に白煙を吐きます。
こんなときは交換、給油
初回は50時間目。2回目以降は機種により異なります。
取扱説明書を参照してください。
オイル量が少ない。
汚れている、粘りがない。
点検のしかた
  • 点検するときは、トラクターを水平な場所に置いてください。傾いていると、正確な量が確認できません。
  • オイルの量は、エンジン始動前か冷えているときに調べてください。
  1. エンジンの右側面の検油ゲージを抜き出します。
    ※検油ゲージの形や位置、給油口の位置は、機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。
  2. きれいなウエスで検油ゲージの先端に付いたオイルを拭き取ってください。
  3. 同時にエンジンオイルの汚れ具合を確認してください。

  1. 検油ゲージを差し込んでください。再度検油ゲージを抜き出し、オイルがどの位置まで付着しているか確認してください。検油ゲージの上限と下限の間に付着していれば適正です。
  2. 不足しているときは、給油口から検油ゲージの規定量までエンジンオイルを入れてください。
交換のしかた

エンジンオイルの交換は、エンジン始動前か冷えている状態で行ってください。

  1. エンジン下部にあるドレンプラグを外して、オイルを抜き取ってください。
    ※このとき、給油口のフタを外しておくと、オイルが早く抜けます。
  2. 完全に抜け切った状態で、ドレンプラグを取り付けてください。
  3. エンジンの給油口から、純正エンジンオイルを規定量入れてください。
  4. 点検の要領で、オイル量が規定量(検油ゲージの上限まで)あるかを確認してください。
  5. 不足しているときは、給油口からエンジンオイルを入れてください。多すぎるときは、ドレンプラグを外して、オイルを抜き取ってください。

エンジンオイルフィルタ(エンジンオイルエレメント)

エンジンオイルの汚れ(金属片等)を取り除く働きをしています。

交換をおこたると、
エンジンオイルの汚れを取り除けなくなります。
こんなときは交換
初回は50時間目。2回目以降は機種により異なります。
取扱説明書を参照してください。
点検のしかた
  • ※外見からは交換時期が判断できません。
    使用時間から交換時期を決定してください。
交換のしかた

エンジンオイルフィルタの交換は、エンジン始動前か冷えている状態で行ってください。

  1. エンジン下部にあるドレンプラグを外して、オイルを完全に抜き取ってください。
    ※このとき、給油口のフタを外しておくと、オイルが早く抜けます。
  2. 完全に抜け切った状態で、フィルタをフィルタレンチで左側に回して(反時計方向)外してください。
    ※このとき、取り外したフィルタの底面にあるゴムリングが、本機側に残っていないか確認してください。
  3. 本機側のフィルタ合わせ面の汚れを拭き取ります。ホコリ等があるとオイル漏れの原因となるので注意してください。
  4. 新しいフィルタの底面にあるゴムリングにオイルを薄く塗り、手で確実に取り付けてください。
    ※フィルタ(エレメント)は、機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。
  5. 新しいエンジンオイルを規定量給油し、エンジンを始動させてください。
  6. 約5分程度低速回転で運転した後、エンジンを停止し、検油ゲージでオイル量を点検してください。不足していれば補給してください。

燃料フィルタ(燃料コシ器)

燃料に混じったゴミを取り除く働きをしています。

交換をおこたると、
エンジンの力が出なくなります。
エンジンの回転が安定しなくなります。
こんなときは交換
〈一体式(カートリッジタイプ)〉
取扱説明書に記載されている時間。
〈別体式(エレメントタイプ)〉
  • 取扱説明書に記載されている時間。
  • 汚れている。
点検のしかた
  • 〈一体式(カートリッジタイプ)〉
  • 外見からは交換時期が判断できません。
  • 使用時間から交換時期を決定してください。
  • 〈別体式(エレメントタイプ)〉
  • 使用時間または汚れ具合から交換時期を決定してください。

燃料フィルタ

交換および掃除のしかた

〈一体式(カートリッジタイプ)〉

  1. 燃料コックを「OFF」(閉の状態)位置にしてください。
  2. フィルタを取り外し、新しいものを取り付けてください。
  3. 交換後は、燃料コックを「ON」(開の状態)位置にし、
    燃料のエア抜きを行ってください。
    ※フィルタ内やホースに残った燃料がこぼれることがあるので火気には注意してください。

〈別体式(エレメントタイプ)〉

  1. 燃料コックを「OFF」(閉の状態)位置にしてください。
  2. 燃料コシ器を取り外し、コシ器内のゴミを取り除いてください。エレメントは交換してください。
  3. 交換後は、燃料コックを「ON」(開の状態)位置にし、燃料のエア抜きを行ってください。
    ※エア抜きのしかたは機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

ウォーターセパレータ

燃料に混じった水を分離する働きをしています。

交換をおこたると、
エンジンの力が出なくなります。
エンジンの回転が安定しなくなります。
特にコモンレールエンジン搭載の機種では、燃料に水が混入すると、サプライポンプまたはインジェクタが焼きつく恐れがあるため、使用期間は毎日点検してください。
こんなときは交換または掃除
取扱説明書に記載されている時間。
水やゴミが溜まっている。
点検のしかた

機種によっては赤いリングが上がることにより、点検できるタイプもあります。

  • ※水が噴射ポンプや噴射ノズルまで行くと、サビの原因となります。
  • ※コモンレールエンジン搭載機は、特に毎回の点検が必要です。
  • ※点検のしかたは機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

交換および掃除のしかた
  1. ウォーターセパレータのコックを「OFF」(閉の状態)位置にしてください。
  2. ウォーターセパレータのコシ器を外し、コシ器内の水・ゴミを取り除くか、交換が必要な場合は新しいエレメントを取り付けてください。
  3. 掃除の場合は、コシ器の洗浄が終わったら元通りに取り付けてください。
  4. ウォーターセパレータのコックを「ON」(開の状態)位置にし、燃料のエア抜きを行ってください。
    ※エア抜きのしかたは機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

燃料ホース・燃料パイプ

燃料タンクからエンジンへの燃料が流れる通路の働きをしています。

交換をおこたると、
燃料が漏れると、火災の危険があります。
こんなときは交換
ホースの交換は2年ごと。
ホースの破損、ヒビ割れがある。
ホース・パイプ継手部から燃料が漏れている。
点検のしかた

燃料タンクから燃料噴射ポンプまでの燃料ホースおよび継手部からの漏れを点検してください。

【注意ポイント】
カバーが燃料ホースに当たっていないか確認してください。
ホースの曲がり部が潰れていないか確認してください。
ホース継手部のホースバンドにゆるみがないか確認してください。

交換のしかた

交換が必要な場合は、最寄りのヤンマー販売店・JAにご連絡ください。

エアクリーナーエレメント

エンジンに取り込む空気のホコリやゴミを取り除く働きをしています。

交換をおこたると、
マフラーから黒煙を吐きます。
エンジンの力が出なくなります。
エンジンの回転が安定しなくなります。
こんなときは掃除または交換
掃除は50時間ごと。
交換時期は機種により異なります。取扱説明書を参照してください。
汚れている。
  • ※機種によっては「目詰まり警報ランプ」があります。点灯したときはエレメントをすぐに掃除してください。
点検のしかた
  1. フタを取り外してください。
  2. エレメントを抜き出し汚れを確認してください。
    ※インナーエレメントのある機種の場合は、インナーエレメントは交換時以外は外さないでください。
    ※フタには取り付け方向があります。矢印のマークなどで合わせます。)間違えて取り付けるとトラブルの原因となります。

掃除のしかた

「点検のしかた」の要領でエレメントを抜き出して、エレメントの内側から、空気を吹き付けるか、振動を与えてチリを落としてください。

  • ※エレメントを変形させないように注意してください(特に両端のゴム部分)。ゴミやホコリが入り、エンジンを傷める原因となります。
  • ※プレクリーナーにゴミやホコリがあるときは、同時に掃除してください。
  • ※インナーエレメントは掃除できません。必ず新しい物と交換してください。

交換のしかた

「点検のしかた」の要領で、エレメントを抜き出して交換してください。

冷却水

エンジン内部を冷却する働きをしています。

交換をおこたると、
エンジンが過熱します(オーバーヒート)。
こんなときは交換または補給
冷却水の交換は1年または2年ごと。
※交換時期は取扱説明書を参照してください。
冷却水の色(緑色)が、白く濁っている。
冷却水が不足している。
点検のしかた

冷却水は、エンジン始動前か冷えているときに調べてください。

  • ※作業後等、エンジンが温まっている状態では冷却水の量が増えているので、正確な点検ができません。
  1. サブタンク内の冷却水の量が、上限(FULL)と下限(LOW)の間にあるか確認してください。
    ※冷却水が少ない場合は、清水を補給してください。
  2. 白濁している場合は交換してください。

オイル

交換のしかた

冷却水は、エンジン始動前か冷えているときに交換してください。

  1. ラジエータキャップとドレンプラグを外して、ラジエータ内の冷却水をすべて抜いてください。
  2. 水道水でゴミやサビが出なくなるまでラジエータ内部を洗浄してください。
  3. ドレンプラグを取り付け、不凍液を必要量入れてから、清水をあふれるまで入れてください。
  4. ラジエータキャップを取り付け、エンジンを始動し、不凍液と清水をよく混合してください。
    ※交換の詳細は機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。
    ※不凍液と清水の混合比率は下表を目安にしてください。メーカーにより多少異なるので、メーカーの取扱書にしたがってください。

不凍液混合比率表
外気温度(℃) -15 -20 -24 -29
比率 水(%) 70 65 60 55
不凍液(%) 30 35 40 45

前のページへ戻る

ラジエータ

熱くなった冷却水を冷やす働きをしています。

掃除をおこたると、
エンジンが過熱します(オーバーヒート)。
こんなときは掃除
ラジエータスクリーンにゴミやホコリが付着している。
ラジエータフィンのすき間にゴミやホコリが付着している。
ラジエータから冷却水が漏れている。
点検のしかた
  • 〈汚れの確認〉
  • ラジエータスクリーンおよび、ラジエータフィンのすき間にゴミやホコリが付着していないか確認してください。
  • 〈冷却水漏れの確認〉
  • 保管時、地面やラジエータに漏れた冷却水の跡がないか確認してください。(フィンの変形も確認してください。)
  • ※オイルクーラ付き機種は、ラジエータとオイルクーラとのすき間も忘れずに点検してください。
掃除のしかた
  1. ボンネットを開けてください。
  2. ラジエータスクリーンを外してください。
  3. ラジエータスクリーンに付着したワラクズやホコリをハケや空気を吹き付けて掃除してください。
  4. 後は元通りにラジエータスクリーンを取り付けてください。
    ※オイルクーラ付き機種は、ラジエータとオイルクーラとのすき間も忘れずに掃除してください。
    ※ラジエータのフィン(ラジエータスクリーンの奥側)にゴミ等が付着した場合は、圧縮空気で取り除いてください。

交換のしかた

交換が必要な場合は、最寄りのヤンマー販売店・JAにご連絡ください。

ラジエータホース

ラジエータとエンジンの水の流れる通路の働きをしています。

交換をおこたると、
冷却水が漏れ、エンジンが過熱します(オーバーヒート)。
こんなときは交換
ホースの交換は2年ごと。
ホースの破損、ヒビ割れがある。
ホース継手部から冷却水が漏れている。
点検のしかた
  1. ボンネットを開けてください。
  2. ラジエータホースのヒビ割れを確認してください。
  3. 継手部から冷却水が漏れていないかを確認してください。
    ※漏れのある箇所の周辺には白い粉のようなもの(冷却水が乾燥したもの)が付着しています。

【注意ポイント】
カバー類が、ラジエータホースに当たっていないか確認してください。
ホースの曲がり部は潰れていないか確認してください。
ホース継手部のホースバンドにゆるみはないか確認してください。
交換のしかた

交換が必要な場合は、最寄りのヤンマー販売店・JAにご連絡ください。

冷却ファンベルト

冷却水を循環させるポンプ・発電装置を動かします。

交換をおこたると、
エンジンが過熱します(オーバーヒート)。
バッテリーに充電できなくなります。冷却水が漏れ、エンジンが過熱します(オーバーヒート)。
こんなときは交換または調節
ベルトの張りが弱い。
ベルトが摩耗(底付き)している。
ベルトが劣化(ヒビ割れ)している。

点検のしかた
  1. ボンネットを開けてください。
  2. ベルトの中央を指で押したとき、たわみ量が10 〜15mmであるか確認してください。
  3. 同時にベルトの摩耗・破損を点検してください。
  • ※たわみ量は取扱説明書を参照してください。

調節のしかた
  1. ジェネレータ締付ボルト(①②③)をゆるめてください。
  2. ジェネレータを移動させてベルトの張りを調節してください。
  3. ジェネレータ締付ボルトを①→②→③の順に締付けてください。
    ※ジェネレータをいっぱいまで移動してもベルトがスリップするときは、新しい冷却ファンベルトと交換してください。
    ※新しいファンベルトは、交換後50時間目に必ず点検してください。
    ※調節のしかたは機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

交換のしかた

交換が必要な場合は、最寄りのヤンマー販売店・JAにご連絡ください。

バッテリー

発電された電気を蓄える働きをしています。

交換をおこたると、
バッテリー液が漏れます。
エンジンが始動できなくなります。
ターミナル部が発熱します。発熱により周囲の可燃物が発火する恐れがあります。
こんなときは交換
変形や損傷がある。
液量が少ない。
ターミナルがサビている。
点検のしかた
  1. 外観に変形や破損が無いかを確認してください。
  2. 各仕切りの液量が下限と上限の間にあるか確認してください。下限より少ない場合はその仕切りの液口栓を外し、蒸留水を補充してください。
  3. ターミナルがサビていないか確認します。サビがある場合はケーブルを取り外し(交換のしかた参照)、ワイヤブラシ等でターミナルのサビを落としてください。
    ※バッテリーの形式、取付位置は、機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

バッテリーの点検

  • 〈メンテナンスフリーバッテリーの場合〉
  • メンテナンスフリーバッテリーは、液口栓がなく、補水の必要がないバッテリです。(密閉形で、寿命まで補水不要タイプ)
  • 点検・整備をするときは、ハイドロメータでバッテリの状態を確認してください。
  • ハイドロメータが「透明」になっているときは、電解液が減っている状態です。バッテリの寿命です。
  • バッテリーを交換してください。

  • ハイドロメータの見かた
    ハイドロメータから見える色は、バッテリの状態を表しています。

ハイドロメータの色 充電状態 必要処置
正常 使用可能
放電している 補充電が必要
透明 液減り 寿命です。エンジンの始動ができなくなります。バッテリーを交換してください。
バッテリーの取り外しかた

バッテリーの取付位置、取り外しかたは、機種により異なります。
取扱説明書を参照してください。

交換のしかた
  1. キースイッチを「切」位置にしてください。
  2. バッテリーの固定ベルト等を外してください。
  3. (−)端子のケーブルを外してください。
  4. 次に(+)端子のケーブルを外し、新しいバッテリーと交換してください。

  1. ケーブルの取り付けは、先に(+)端子を取り付けてください。
  2. その後に(−)端子を取り付け、バッテリーを固定してください。
    ※交換のしかたは、機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

前のページへ戻る

ヒューズ(ヒュージブルリンク)

過電流が流れたときに配線を保護する働きをしています。

ヒューズが切れると、
電気部品が作動しなくなります。
こんなときは交換
切れている。
点検のしかた

機能しない電気部品に関連するヒューズを点検し、切れていないかを確認してください。

〈ヒューズ〉

  • 〈ヒュージブルリンク〉
  • ヒュージブルリンクは、ヒューズの一種です。万一、配線回路(常時通電している回路)へ過大電流が流れた場合、溶断して電流を遮断します。溶断すると被覆(ビニール)が変色します。

〈スローブローヒューズ〉

  • ※ヒューズ、ヒュージブルリンク、スローブローヒューズの取付位置は、機種により異なります。取扱説明書を参照してください。
【注意ポイント】
切れたヒューズは、同じ容量(A:アンペア)のヒューズと交換してください。
交換してもすぐに切れてしまう場合は、最寄りのヤンマー販売店・JAにご連絡ください。

前のページへ戻る

配線(カプラ)

バッテリーからの電流を各センサー、スイッチ、コントローラー等に送る働きをしています。

交換をおこたると、
電気部品が作動しなくなります。
ヒューズ切れや火災の原因になります。
こんなときは交換
被覆が破れている。
カプラが破損している。
点検のしかた
  • 配線コードが他の部品に接触していないか、被覆のはがれや傷、または接続部の破損がないか、作業前に点検してください。
  • バッテリーや配線に付着しているワラクズやゴミは、作業前、作業後にきれいに取り除いてください。
  • ※配線(カプラ)は傷んでいなくても、1年または50時間ごとに定期点検を受けてください。

交換のしかた

交換が必要な場合は、最寄りのヤンマー販売店・JAにご連絡ください。

エンジンの始動確認

始動点検をおこたると、
思わぬ事故の原因になります。
こんなときは修理
エンジンが始動しない。
低速(高速)回転で黒煙、または白煙が出る。
アクセルでエンジン回転が変わらない。
エンジンの回転が安定しない。
「ガラガラ」や「カンカン」と音がする。
  • ※上記の内ひとつでも該当する場合は、最寄りのヤンマー販売店・JAにご相談ください。

操作部

クラッチペダル(走行クラッチ)

エンジンからの動力をミッションに伝えたり、切ったりする働きをしています。

調節をおこたると、
走行できなくなります。
動力が切れなくなります。
こんなときは調節
遊びが少ない。
遊びが多い。
点検のしかた
  1. ペダルを軽く手で押してください。
  2. ペダルが重くなる位置で、遊び量を確認してください。
    ※遊び量の基準値は機種により異なります。取扱説明書を参照してください。
【注意ポイント】
機械式の場合
クラッチが摩耗すると、遊び量が少なくなります。
油圧式の場合
オイルが劣化したり、バルブにゴミがはさまると、作動不良を起します。
  • ※定期的な点検と整備が必要です。

修理のしかた

修理が必要な場合は、最寄りのヤンマー販売店・JAにご連絡ください。

左右ブレーキ

左右の後輪にブレーキをかける働きをしています。

調節をおこたると、
ブレーキが効きにくくなります。
まっすぐに止まりにくくなります。
こんなときは調節
遊びが多い。
左右でブレーキペダルが重くなる位置が異なります。
点検のしかた
  1. ペダルを軽く手で押してください。
  2. ペダルが重くなる位置で、遊び量を確認してください。
  3. 左右それぞれのペダルの遊び量が同じであることを確認してください。
  4. ペダルがスムーズに戻ることを確認してください。
  5. 駐車ブレーキが正常に作動することを確認してください。
  6. ブレーキ連結ランプ(機種により異なります)が正常に作動するか確認してください。
    ※遊び量の基準値は機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

修理のしかた

修理が必要な場合は、最寄りのヤンマー販売店・JAにご連絡ください。

走行部

タイヤ

調節または交換をおこたると、
タイヤが外れる危険性があります。
タイヤが破裂する危険性があります。
作業中に走行できなくなります。
タイヤがパンクする危険があります。
こんなときは調節
タイヤの取付ボルトがゆるんでいる。
空気圧が低い。
空気圧が高い。
ラグが摩耗している。
タイヤに亀裂がある。
点検のしかた

タイヤの空気圧、亀裂、ラグの摩耗、取付ボルトの締め付け状態を確認します。

調節のしかた

タイヤの取付ボルトがゆるんでいる場合は、増締めしてください。

空気圧が低い場合は空気を基準値まで入れてください。
空気圧が高い場合は空気を基準値まで抜いてください。

  • ※タイヤの取付ボルトの締付トルクは、機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。
  • ※フロントローダ等を使用される時は、タイヤの空気圧を変更する必要があります。
  • ※空気圧の基準値は機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

交換のしかた

タイヤ交換は特殊工具が必要なため、最寄りのヤンマー販売店・JAにご連絡ください。

ミッションオイル

ミッション内部を潤滑・冷却・防錆する働きをしています。また、油圧装置の作動油の働きもしています。

調節をおこたると、
油圧装置の作動不良を起こします。
こんなときは交換、給油
汚れている。粘りがない。
長時間または長期間使用している。
オイル量が少ない。
初回は50時間目。2回目以降は機種により異なります。
取扱説明書を参照してください。

オイルの汚れ具合

点検のしかた

〈ネジ込み式検油ゲージ〉

  1. 検油ゲージを抜き出してください。
  2. きれいなウエスで検油ゲージの先端に付いたオイルを拭き取ってください。
  3. 再度、検油ゲージを差し込んで(ネジ込まない)、オイルがゲージの上限と下限の間に付着していれば適正です。

〈検油ゲージ(のぞき窓)〉

  • PTO軸横の検油ゲージを見てオイルがあるか確認してください。
  • ※検油ゲージの位置や形状は機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

交換のしかた
  1. ドレンプラグを外して、オイルを抜き取ってください。このとき、給油口のフタを外しておくとオイルが早く抜けます。
  2. 完全に抜けきった状態で、ドレンプラグを取り付けてください。
  3. 給油口から純正ミッションオイルを規定量入れてください。
  4. 点検の要領でオイル量が規定量あるか確認してください。
  5. 少なければ給油、多ければ抜き取ってください。
    ※ドレンプラグ、給油口は機種により場所が異なります。
    取扱説明書を参照してください。
    ※ミッションフィルタも同時に交換することをおすすめします。


ミッションオイル

ロータリー

耕うん爪

耕うん爪は、土をおこす働きをしています。

交換または整備をおこたると、
土をおこせなくなります。
爪が脱落する危険があります。
こんなときは交換または整備
爪が摩耗している。変形している。
爪が脱落している。
取付ボルトがゆるんでいる。

摩耗した耕うん爪

点検のしかた
  • ※交換目安は取扱説明書を参照してください。

摩耗・欠落

交換のしかた
  • ※交換する場合は、ロータリーの落下防止のために、油圧ストップバルブを右に回して完全に締めてください。また、安全のために爪軸を木の台等で支えてください。
  1. 取付ボルトを取り外し、耕うん爪を抜き取ってください。
  2. 新しい耕うん爪を差し込み、取付ボルトを締め付けてください。
    ※耕うん爪の配列は、取扱説明書を参照してください。

キャビン部

エアコンフィルタ(内気・外気)

エアコンフィルタは、冷却する空気中のホコリやゴミを取り除く働きをしています。

掃除または交換をおこたると、
エアコンの効きが悪くなります。
こんなときは掃除または交換
汚れている。
長時間使用している。
点検のしかた
  1. ノブを取り外してください。
  2. フィルター(不織布)の汚れを確認してください。

  • ※エアコンフィルタの点検のしかたは機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

内気循環吸入口

外気導入口

掃除のしかた
  1. 空気を吹き付けて、定期的に掃除してください。
  2. 汚れのひどい場合は、洗浄してください。

■フィルター(不織布)洗浄のしかた

  1. 中性洗剤を水で溶かした容器の中ですすぎ洗いをしてください。
  2. すすぎ洗い後、空気を吹き付けて、水気を吹き飛ばしてください。
  3. 日陰で干して、水分がなくなるまで乾燥させてください。
    ※エアコンは内気循環時、キャビン室内の空気を循環させています。室内に土ホコリが多いとエアコンが吸い込み、故障の原因となりますので、室内(フロアマット)の掃除も定期的に行ってください。
    ※エアコンフィルタの掃除のしかたは機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

作動部

各部グリスアップ(注油)

50時間、または1年のどちらか早い時期に実施してください。

グリスアップをおこたると、
動きが悪くなり、部品の摩耗が早くなります。
こんな箇所に注油してください
タイロッド・パワステシリンダ
センターピンサポート
ドライブシャフト
  • ※グリスアップ箇所は機種により異なります。
    取扱説明書を参照してください。

タイロッド・パワステシリンダ

センターピンサポート

ドライブシャフト

作動確認

  • ※作業前に必ず実施してください。
以下の箇所を確認してください。
クラッチペダルの作動
ブレーキペダルの作動(駐車ブレーキ)
ハンドルの作動
主変速レバー・副変速レバー・リバーサーレバーの作動
PTOレバー(スイッチ)の作動
油圧昇降装置の作動

クラッチペダル

ハンドル

副変速レバー

PTOレバー

油圧昇降装置

ブレーキペダル

主変速レバー

リバーサレバー

PTOスイッチ

セルフ点検情報 - 点検・交換のしかた - トラクターについてのサポート・お問い合わせ