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FY2019

2019年度のサービスアワードの様子をご紹介

2019年度のサービスアワードは、23社を対象に選考が行われました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を考慮し、表彰式は各社にて実施しました。

各社授賞式の様子

YANMAR MARINE INTERNATIONAL B.V.(オランダ)
マネージャー
Mr. Jasper Stienstra

オランダを拠点とするYANMAR MARINE INTERNATIONAL B.V.(以下YMI)は
ヤンマーのプレジャー事業の統括会社として全世界の販売・サービスを担当しています。
Mr. Jasper Stienstraはカスタマーサービス部門で指揮をとり、日々サービス活動を行っています。

ずっと、ヤンマーを選んでいただくために。

私はYMIのグローバルアフターセールスマネージャーを務めています。製品保証やテクニカルトレーニング、テクニカルサポート、スペアパーツの管理などを行っています。
ヤンマーに入社した当初、私はヤンマーやマリンプレジャー産業のことをまったく知りませんでしたが、エンジニアとしてキャリアをスタートしました。最初の仕事は、大きなヤンマーのエンジンを積んだスピードボートをメンテナンスするというものでした。それ以来、もうマリンプレジャー以外の仕事はないな、と思いました。ヤンマーの製品は良いものですし、マリンプレジャーの世界はとても挑戦的で興味深いと感じたからです。太陽の下でサングラスをしながら仕事をできるのは、この仕事の魅力の一つです。

私たちはチームで動いています。お客様やディストリビューター、ディーラーの方々と接するとき、彼らの期待に添うこと、そして時にはその期待を超えることを目指しています。ただ、人手が限られているので難しいときもあります。しかし、効率良くできる方法を考え、常にベストを尽くしています。それがお客様の期待に沿う正しい答えを見つけるカギです。

チームとして働く上で重要なのは、楽しみながら働くということ。そして、お客様にしっかり向き合っていること。チーム内でのコミュニケーションをとること。また、どんなお客様であっても、コミュニケーションを十分にとることを心掛けています。特にユーモアであったり、人を楽しませるようなことも意識しています。
YMI に来た当初は、サービスを改善するための色んなアイデアを持っていたのですが、それを戦略に落とし込み実行していく形ができていませんでした。限られた時間と人員の中で、それを形にしていくことが、一番大変な仕事でした。

ここ数年で、YMI の組織は大きく成長してきています。YMI の精神として「何かやるときには、やらないか、あるいはやるのであればとことんやる」というものがあります。これはとても大事で、YMI のアフターセールスでは、実行するときにはとことんやり切るという意識が身についています。
チームメンバー全員の大きな目標の一つは、製品やサービスの質に関して常にオープンであるということです。その結果、お客様には「サービスが良いからヤンマーを選んだんだ」と言っていただきたいです。最初にエンジンを売るのはセールスのメンバーが頑張ってくれますが、次のエンジンを買ってくれるかどうかは我々のサービスの活動にかかっています。

私たちが行う活動の全ては、最終的にお客様がヤンマーのサービスに価値を見出すことに繋がると考えています。お客様にヤンマー製品を選んでいただくために全てのことをやる。それが、私のカスタマーサービスマネージャーとしての目標です。

上司・同僚からのコメント

  • Mr. Niels Visser

    彼は非常に親切な人です。チームメンバーのモチベーションを上げて課題を克服し、仕事を成功に導いてくれます。
    私が仕事をする上で最も重要視しているのは、私たちの共通の目標を相互に理解し、チームとしてのタスクを確実に完了するということです。

  • Mr. Rene Bersee

    彼はメンバーを鼓舞するのが非常に上手です。仕事をしていく上でのやり方はチームメンバーに任せてくれますが「どうしたら仕事がうまくいくのか」の答えは常に彼の中にあり、チームメンバーを指導してくれています。
    私が仕事をする上で最も重要としていることは、コミュニケーションです。様々な性格のチームメンバーがいますので、コミュニケーションが最も重要になってきます。私はすぐ行動に移すのが得意ですが、物事を俯瞰で見て考えるのが得意なメンバーもいます。一歩引いたり、背中を押したり、とお互いに良い影響を与えています。とにかく色んなメンバーがいて、良いチームワークが築けています。

P.T. YANMAR DIESEL INDONESIA(PT.Buana Jaya Agri)(インドネシア)
FY2019 受賞者
Mr. Nofiyan Choiri

近年、ヤンマーではインドネシアでのアフターサービス強化を目的にディーラー網を拡大させています。
そのディーラーの一つが、PT.Buana Jaya Agriです。
Mr. Choiri Nofiyanは日々出荷前点検やお客様の機械のアフターサービスを行っています。
彼は、現地法人が設定した評価基準においても、優秀者として評価されています。

お客様に満足していただくために。

私の仕事は機械の出荷前検査です。また、お客様への機械の使い方のレクチャーや、出荷500時間後点検を行っています。お客様は、稲や麦を育てている農家の方や肥料を取り扱う方が多いです。
この仕事を通じて同僚やお客様と接することで色んなことを経験でき、非常に楽しいです。

お客様から機械についての相談を受け、様々なアドバイスを行います。お客様の機械で起きた問題を丁寧に説明し会話することで積極的にコミュニケーションをとっています。コミュニケーションをたくさんとることで、お客様がまるで友人や親戚のようになります。

あるお米をつくっているほ場では人工的な灌漑設備があり、1年中水が流れるので三期作を行っています。このほ場ではヤンマーの機械を3年前に導入しました。機械が入ったおかげで効率が良くなり、収穫の作業やほ場を耕すときも少人数で早く作業ができます。

機械のことが大好きなのでこのサービスの仕事をしています。ディーラーと接することで得た知識が非常に多く、例えば、効率的に農業をすることについてよく話したりします。インドネシアの農地は土地が広いので、より多くの機械が導入され、ますます農業が発展していくことを願っています。
ヤンマーの機械を選んでもらうために、日々努力してお客様の満足に繋がるような仕事をしたいと思っています。そのためにこれからも一生懸命働いていきたいです。

同僚・お客様からのコメント

  • Ms. Nanda Jelita Dewi

    私の仕事は電話などでお客様からの連絡を受け、テクニカルスタッフに修理依頼を伝えることです。その後、修理内容の報告を受け、システムに打ち込んでいます。
    彼は仕事もできてすごく良いチームメイトです。また、協力的で、決められたスケジュール通りに仕事を進めてくれます。
    私が仕事をする上で一番嬉しい瞬間は、お客様の機械の故障時などにうまく対応できたときです。お客様から連絡を受け、テクニカルスタッフと連携し、最後にP.T. YANMAR DIESEL INDONESIAにその情報を報告します。お客様に満足していただくことは私の満足にも繋がっています。

  • Mr. Supri

    彼は友人のように親しみやすく、機械についてもとても相談しやすいです。一度、現場で急に機械のパワーが出なくなってしまったことがあり、彼に電話して修理してもらったことがあります。
    農業はすごく変化しています。昔は手作業で行っていましたが、今は機械があり、耕すことも収穫もとても早くでき、助かります。

ヤンマーエネルギーシステム株式会社(日本)
FY2019 受賞者
西出 真己 さん

ヤンマーエネルギーシステム株式会社では、発電・空調を含めた総合的なエネルギーソリューションの提供を行っています。
カスタマーサービス部はメンテナンスを担当しており、保守点検や故障修理に加え、
遠隔監視システムの常時監視によりお客様の手を止めないサービスを行っています。

お客様の安心のために。

普段はコージェネレーションという常用発電機のメンテナンスを行っています。具体的には、お客様に点検などを提案し、その後見積もりを提出、作業を実施しています。
もともと何かをいじったりつくったりすることが好きだったこともあり、船関係の学校に通っていました。その流れで、機械に携われるメーカーということでヤンマーに入社しました。

これまでの仕事で大変だと思ったことを挙げるとすると、東日本大震災の後、東北の様々な場所で発電システムが必要になったときかと思います。ヤンマーではそのとき、仙台支店のチームが中心となり発電機の需要に対応しました。

対応すべき数が多いのに加え、他の営業所の案件もあったので、それらをまとめることが一番大変でした。工期の制約等もありましたが無事に完了できたので、お客様にはご満足いただけたのではないかと思っています。

仕事をする上で厳しいと感じる場面は多々あります。例えば、トラブルで修理に行った際になかなかエンジンが回ってくれないときや、どうしていいか分からず八方塞がりになってしまうときは、大変だなと感じます。
しかし、周りの方々にも恵まれていて、何か困ったときは助けてくださいますし、良い環境で仕事ができています。会社では、やはり人と人との繋がりが大事ですね。

それに、大変なことばかりではありません。やはりメンテナンス後に機械が正常に作動すると嬉しいですし、達成感は多いと思います。非常用発電機は普段は稼働していない物ですが、最近は災害も多く、非常事態の際に無事に非常用発電機が運転したという報せを聞くとホッとしますし、やっていて良かったなと思います。

上司・同僚からのコメント

  • 片倉 健吾 さん

    彼は常に物事に対して理路整然と事を進めるタイプです。仙台に着任したときは非常用発電機のメンテナンスの担当をしたことがなかったですが、十分な基礎知識と持ち前の行動力で、経験のなかった機種にも対応していただきました。
    東日本大震災後は、複数のお客様を同時進行で作業するので工期を守るなど、お客様の着手希望日や当社の仕事量など様々な角度から検討し、最終的にはお客様にご納得いただける働きができたのではないかと思っています。

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