2022.03.31

食品廃棄物を有効活用するバイオコンポスター「YC100」が「第1回フードテックジャパン大阪」に登場!

フードテックジャパンに展示された「YC100」

「A SUSTAINABLE FUTURE」を掲げるヤンマーグループでは、持続可能な社会の実現のため、資源循環プロダクトの事業化にも取り組んでいます。その活動の一環として開発されたバイオコンポスター「YC100」が、3月9日~11日の3日間、インテックス大阪で開催された「第1回フードテックジャパン大阪」に登場。展示会の様子や、お客様の声をお届けします。

フードテックジャパンは、食品工場・飲食店向けのロボットや、IoT・AI、調理機器メーカーなどが出展する展示会で、ヤンマーグループは今回「YC100」を出展しました。

ヤンマーグループのブースには、食品メーカーや農業法人、商社など、さまざまな業種の方が訪れ、実機を使ったデモンストレーションでは多くの方が立ち止まり、実演の様子を視察されていました。

デモンストレーションの様子
デモンストレーションの様子

お客様の声

実演をご覧になっていた機械メーカーのご担当者は、「ヤンマーさんがここまでやっているのを初めて知りました。作物を作るだけではなく、最後の処理まで一貫してできるところが大きい。これからのスマート農業の一つの形なのかなと考えながら拝見していました」との感想を述べられていました。

その他、「これからの世の中に必要だと思うし、利用価値の高い技術だと感じました。食品工場はもちろんですが、例えば地域のために、自治体などが各家庭から出てくる食品残さを集めて処理するなどといった展開も考えられるのではないでしょうか」というご意見もいただきました。

また、ある商社のご担当者は「食品工場やスーパーなどから食品残さの処理について相談を受けますが、機械の大きさや処理能力、処理後の運搬などハードルが多く、なかなか良い提案ができていませんでした。「YC100」は機械もコンパクトだし、ヤンマーさんがここまでやってくれるなら、導入の可能性は高まると思います」と、高い関心を持っていただけた様子でした。

デモンストレーション動画

環境意識の変化で各方面から期待が寄せられるYC100

「YC100」は発売後、多くのお客様から反響をいただいています。これは、社会で食品ロスの問題が拡大するにつれ、お客様の環境への意識が大きく変化している表れでもあります。「YC100」を生産・販売するヤンマーeスター社長の赤澤輝行さんも、その変化を実感していると語ります。

「これまで食品残さについては、産業廃棄物として処理することが当たり前という風潮がありましたが、現在はその適切な処理はもちろん、処理されたものがどのように利用されているかまで、気にされるようになっています。食品のリサイクル事業は2021年12月に始まったばかりですが、農業と深いかかわりのあるヤンマーに対する期待は大きく、農業や畜産ともぜひつなげてほしいという声をいただいています。私たちはその期待に応えなければいけないと、肝に銘じながら事業を進めています」。

実際に「YC100」へのお問い合わせは、食品残さを排出している事業者様だけでなく、農業法人様からもいただいており、適切な処理だけでなく、そこで生成される堆肥にも期待が寄せられています。

「ある農業法人様は近年ブランド化を進めておられ、安心安全の観点から、自分たちがコントロールできる堆肥を増やして、化学肥料を減らしたいと考えておられます。1次生成物を1か月完熟させてつくった堆肥に、肥料成分の多い残さを調合すれば、良い堆肥づくりに繋がるので、それらを使って作物の付加価値を上げる点にも、注目していただいています」。

左:撹拌(かくはん)の様子、右:「YC100」で処理した食品残さのサンプル
左:撹拌(かくはん)の様子、右:「YC100」で処理した食品残さのサンプル

このように「YC100」には、食品廃棄物の処理からその後の有効利用まで、様々な方面から多くの期待が寄せられています。

食品資源の領域で「A SUSTAINABLE FUTURE」を体現する技術

現在、すでに生産している「YC100」。フードテックジャパンでの反響を見ても、注目度が高まっているのは間違いありません。開発メンバーの皆さんは、まだスタートラインに立ったにすぎないと口を揃え、「現場での運用が始まり、これから本格的にお客様からご意見が寄せられてくると思います。制御システムにせよ、菌・副資材にせよ、まだまだ伸びしろのある技術なので、お客様の声や運用データなどを参考にしながら、さらに開発を進めていきたいと思っています」と、さらなる開発に意欲を示します。

ヤンマーが掲げるブランドステートメント「A SUSTAINABLE FUTURE」の実現に向けて、ヤンマーグループのノウハウを生かし、食品廃棄物を有効活用する「資源循環サイクルモデル」の構築を目指します。

 

関連情報

食品廃棄物の有効活用で持続可能な社会を実現する、バイオコンポスター「YC100」

商品紹介:「YC100」概要|ヤンマーeスター株式会社

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