ロボットトラクター

トラクターに乗りこまなくても、自動で作業ができる。

無人

トラクターに乗車せず、タブレットで作業をコントロール。オペレーターは、近距離で監視しながら別の作業もできるので、大幅な省力化を実現できます。ひとりで2台のトラクターを操作することも可能(1台は有人)。少ない人手で効率良く作業ができるので、作付け面積を拡大しても適期を逃さず作業が行えます。

3つのモードで省力化 × 軽労化 × 高精度を実現!

1. ロボットトラクターモード〔無人〕

直進も旋回も自動で!あぜ際を残して自動で仕上げられる

事前に設定した経路において・ステアリング操作、作業機昇降、前進・後進切替え、停止、PTO入・切、車速調整などを自動で行います。

大回り旋回:「前進のみ」に設定

枕地での切り返し動作がないので、ほ場を荒らすことなく旋回できます。

隣接旋回:「後進(バック)を許可」に設定

前進・後進・停止を駆使して、一列ずつ緻密に作業します。

  • 有人運転(オートトラクターモード)も可能です。

2. 枕地直進モード〔有人〕

あぜ際の回り耕も、自動でまっすぐ作業ができる

あぜ際の回り耕は有人にて、自動でまっすぐ作業が行えます。

変形ほ場にも対応しています。

ほ場外周に合わせて、まっすぐ作業ができる

登録したほ場外周を基準に、平行な直進経路を自動で作成します。

ほ場外周に平行な直進経路で作業。
方向を変えると、その方向に最もあったほ場外周に平行な直進経路を作成。

1枚のほ場の9割※1を自動で作業できる。

あぜ際の1~3周※2を除き、ほ場の9割を自動で作業。あぜ際も枕地直進モードを使用すれば、省力化に大きく貢献します。

  • ※1ヤンマー調べ。ほ場面積0.92ha(122×76m)ロータリー2.4m
  • ※2ほ場の条件により異なります
ほ場の9割を自動で作業!

3. 直進モード〔有人〕

ほ場登録不要!手軽にまっすぐ作業ができる

開始地点と終了地点でボタンを押して設定するだけ。
ほ場の外周を測定しなくても簡単に自動での直進作業ができます。

① 開始地点

② 終了地点

③ 自動で直進経路が作成されます。

直進モード と枕地直進モードの組合わせなら!

ほ場のほとんどを自動で直進!

枕地の本数と、うねの向きを自由に設定できます。
播種・うね立て・管理作業や、変形ほ場で直進部分を最大にしたい方におすすめです。

作業状況の確認や作業の微調整ができるタブレット

タッチ操作の様子

YTトラクター専用設計で誰でも使いこなせる

各種情報をアイコンやイラストで表示。複雑な入力をすることなく、タッチだけで感覚的に操作が可能です。

作業中でも遠隔操作で細かい設定が可能

作業中にヒッチ高さや車速・エンジン回転などの微調整が可能です。

悪条件に強い10.1インチタブレット

水や砂、衝撃に強いタブレットを採用しています。IP65準拠の防塵・防滴設計です。

タブレット表示例

自動作業は簡単な3つの設定でスタート!

専用設計のタブレットアプリで誰でも使いこなせます。

1. ほ場と作業領域の設定(初回のみ)

ほ場の外周を一周する事でほ場登録完了。次回からは登録されたほ場を呼び出すだけです。

2. 作業機の設定(初回のみ)

使用する作業機を登録します。次回からは登録された作業機を呼び出すだけです。

3. 旋回パターン設定

旋回パターンなどを選択します。

4. 開始!

スタート位置に合わせて開始します。

作業開始・停止・再開はリモコンで

離れた場所からでも、リモコンで作業開始/停止/再開の操作ができます。

リモコン写真とリモコン操作の様子

同じ作業を2倍の効率で行う協調作業

作業能率が2倍になるので、短時間で広い面積の作業をこなせます。

ロボットトラクターならではの効率作業。

複数の作業を同時にこなす複合作業

ロボットトラクターの作業を監視しながら、別の作業を行うことができます。

耕うん・うね立て・移植を並行して作業

ロボットトラクターは無人で耕うん作業。うね立て作業を行うトラクター、野菜移植機は自動操舵システムで作業を行っています。うね立て作業のトラクターのオペレーターがロボットトラクターを監視しています。

他社製の自動操舵装着機でも、同じ作業方向で作業ができる

他社製※1自動操舵装置を装着した機械で随伴作業をする場合、オートトラクター・ロボットトラクターで作成した経路の方位角の数値を、随伴する機械に入力することで同じ方位角(作業方向)で作業ができます。

  • ※1ニコン・トリンブル、トプコン
  • 方位角とは、北を起点に右回りの角度

簡単かつ正確に、オートトラクター・ロボットトラクターと同じ方位角の作業が行えます。

安全装置

無人で安全に作業を行うために、さまざまな機能があります。

人や障害物を検知する安全センサ

レーザーや超音波で物体との距離を計測するセンサを設置。周囲の人や障害物を検知した場合、条件により減速または停止します。

  • 安全センサの作動には条件があり、あらゆる条件で働くものではありません。
安全センサ写真

走行状態がひと目でわかるセーフティランプ

全方向から自動走行の状態を確認できる3色のランプを設置。各色によって自動運転の状態を表しています。

セーフティランプ写真

セーフティブレーキ

自動運転中にエンジンが停止すると、自動でブレーキがかかります。