July 19th, 2017|

耕作放棄地を有効活用する画期的な農業

From EARTH Lab Vol.31

100年後の地球を考えるための数字があります。
EARTH Lab―次の100年を考える。

今回の数字は「42万ヘクタール」

東京都のおよそ2つ分の広さに相当するのは、日本の耕作放棄地の面積。
食料自給率の低下にもつながる耕作放棄地の増加。その現状を食い止めるべく、農家ではなく都心で働く人々や企業のニーズに目を付けたのは、NPO法人えがおつなげて代表理事の曽根原久司さん。

「都会で働いていますと、それなりのストレスがあるかと思います。都心で働く人々のストレスを農業で解消できるのではないかと考えました」

そんな曽根原さんが立ち上げた画期的な農業、それは「企業ファーム」です。

都市と農村が共生できる社会づくり

曽根原 久司(そねはらひさし)

NPO法人えがおつなげて代表理事。1985年 明治大学政治経済学部経済学科卒業。金融機関など、企業経営のコンサルタントを経て現職。耕作放棄地や未活用の間伐材などを活用して様々な事業を開発。日本農業賞「食の架け橋の部」大賞など受賞歴多数。

企業ファームとは、耕作放棄地を都市部の企業の研修やCSR活動などに活用してもらい、田畑として開墾することです。
その結果、荒れていた耕作放棄地が、ひまわり油を地産地消できる立派なひまわり畑に生まれ変わりました。

開墾に携わったマーケティング会社の社長は、次のようにコメントしています。
「ある時、田舎の問題は自分たちの問題だと気づき、自分たちでも出来ることを始めようといったことがきっかけです。社員研修としても抜群に良いです。中でも、社外でコミュニケーションをとることが、フランクな組織づくりに役立っています
現在、10社によって利用され、およそ10ヘクタールもの土地が息を吹き返しています。

都市と農村がもっと近づき、共生できる社会ができたら日本はもっと豊かになると思います。そこに貢献していきたい。
これが、曽根原さんが願う理想の未来。

 

古くて新しい「村・人・時代づくり」という観点から、都市と農村をつなぐ地域共生型の市民ネットワークをこれからも広げていきます。

 

 

動画はこちら


 

「EARTH Lab~次の100年を考える~」
TBS TBSテレビ
毎週土曜日  23:24〜23:30、BS TBS毎週木曜日 22:54〜23:00、毎週日曜日 22:54〜23:00

世界、地球が抱える様々な問題を数字(データ)を通じて視聴者に投げかけ、そんな地球規模で起こっている問題に対して、様々なチャレンジ、アクションを起こしている方々を紹介します。 チャレンジを続ける方々の「地球の未来」に向けての熱い想い、情熱を感じてもらい、視聴者の皆様にも「次の100年」に向けて一緒に考えていただけることを目指します。