水素って何につかえるの?

更新日時:2023.10

水素の使い方

水素は多くの異なる方法で使用されています。以下に一般的な水素の使い方を紹介します。

① 水素燃料

水素は燃料として使用されることがあります。水素燃料とは、水素の酸化・燃焼によって発生するエネルギーを使う燃料のことです。水素を酸化・燃焼させると、電気や熱を取り出すことができ、その過程で発生するのは水だけ。 この電気は電気自動車や家庭用電力など、さまざまな用途に供給されます。

② 工業プロセス

水素はアンモニアやメタノールなど、いくつかの化学物質の製造に使用されています。また、ステンレス鋼をはじめとする金属熱処理で、金属表面をピカピカにする光輝焼鈍用の添加剤としてや、原油に水素を吹き込んで硫黄分を取り除く水素添加脱硫用としてなどの工業プロセスにおいても水素が使われています。

③ 宇宙航空産業

液体水素は気体の中で最も軽く噴射速度が早いため、ロケット燃料として使用され、宇宙航空産業として重要な役割を果たしています。液体水素は温度が低く密度が小さいため、高コストかつ冷却状態の維持が難しいことが難点ですが、脱炭素社会の実現に向けた様々な研究により、将来的にコスト低下が期待されています。

④ 医療用途

水素は抗酸化作用を持つため、一部の研究では健康や疾患の治療に活用されています。また抗ガン剤の副作用軽減に対する臨床試験がなされ、有効性が示されています。また、サッカー選手に水素を投与すると、運動による乳酸の産生が抑えられ、運動能力が向上したことも報告されています。現在では糖尿病、脂質異常症、肩凝り、頭痛、腰痛、気管支炎、咳喘息などに有効と考えられます。

⑤ エネルギー貯蔵

水素は電力の貯蔵媒体として使用されることがあります。余剰電力を使用して水を電気分解し、生成した水素を物質として蓄えておけばエネルギーが減ることはありません。その水素を利用し、燃料電池によって電力を再生成すれば、水素は長期・大量のエネルギー貯蔵方法として期待されています。

ヤンマーエネルギーシステムでは、水素燃料CHPや水素発生装置を含めたトータルエネルギーソリューションを提案し、お客さまのエネルギーにおける課題解決と脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化してまいります。エネルギーに関するご質問やお問い合わせがございましたら、お気軽にヤンマーエネルギーシステムまでお問い合わせください。

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