建築物の省エネについて
更新日時:2024.01
建築物の省エネの重要性
地球温暖化対策のため、我が国は2020年10月に「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。2021年10月に閣議決定された地球温暖化対策計画では、業務部門(事務所ビル、商業施設などの建物)において2030年度のエネルギー起源CO2排出量を2013年度比51%削減するといった目標が設定されており、建物でのエネルギー消費量を大きく減らすことがカーボンニュートラルの実現に向けて求められています。
建物ではどのような設備にエネルギーが使われているか?
私たちが仕事や生活をするために、建物では様々なエネルギーが使われています。発電所などから送られてきた電気やガス、熱といったエネルギーを、空調、換気、照明、給湯、エレベーター、OA機器などの設備で消費しています。
建物で使うエネルギーをできるだけ減らし、できるだけ自分の建物でエネルギーをつくることが、カーボンニュートラルの実現のために必要です。
建物の省エネ性はどのように表すの?
建物の省エネ性の指標の1つに、BEI(Building Energy Index)があります。基準建築物と比較した時の設計建築物の一次エネルギー消費量の比率のことです。数値が小さい方が省エネ性の高い建築物となります。
再生可能エネルギーを除きBEI≦0.50の場合に、ZEBを達成したと判定されます。
BEIの定義は以下の式で表されます。
BEI=設計一次エネルギー消費量/基準一次エネルギー消費量
省エネを実現するには
建物のエネルギー消費量を減らすためのさまざまな技術を適切に組み合わせて導入することが重要になってきます。
省エネを実現するには、
①パッシブ技術によってエネルギーの需要を減らし、②どうしても必要となる需要についてはアクティブ技術によってエネルギーを無駄なく使用し、③そのエネルギーを創エネ技術によって賄うといったステップで検討することが重要です。
一般に、建築物で消費されるエネルギーのうち、空調に使われるエネルギーは大きな割合を占めます。よって、高効率空調機を導入することは、省エネに大きく寄与します。
ヤンマーエネルギーシステムでは、省エネに大きく貢献する高効率空調機をラインナップしております。空調に関するご質問やお問い合わせがございましたら、お気軽にヤンマーエネルギーシステムまでお問い合わせください。
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