2018.02.14

【世界の中のヤンマー オランダ篇 vol.1】30代からの海外駐在員生活

海外で働くヤンマー駐在員の生活に密着する企画「世界の中のヤンマー オランダ篇 vol.1」。初の海外赴任で奮闘している弘中健太郎さんに、いろいろお話を伺ってきました!多様な文化が形成されているオランダだからこそ、仕事を通じて経験できたこととは!?メキメキと成長する語学力の話は、必読です。

弘中 健太郎
Yanmar Europe B.V.(ヤンマーヨーロッパ)兼Yanmar Marine International. B.V.(ヤンマーマリンインターナショナル)所属

2017年5月より赴任。 ヤンマーヨーロッパでは欧州で求められるヤンマーで扱うすべての商品の補修部品の供給を担当し、 ヤンマーマリンインターナショナルでは船舶エンジンの部品マーケティングに従事。

記事の目次
1.尼崎からオランダへ!入社して初めて取得したパスポート。
2.20カ国以上の人種がひしめく職場。多様なオランダの文化とは。
3.語学は習うより慣れろ。気づけばTOEIC800点超え。

尼崎からオランダへ!入社して初めて取得したパスポート。

海外で働くことに元々興味があったんですか?

 

実は入社するまで、パスポートも作ったことがなかったんです。
海外旅行も行ったことがなくて、あの頃はまさかオランダに赴任するとは思ってもいませんでした。
チャンスは急にめぐってくることがあるので、日ごろから準備しておくべきでしたね。

 

オランダではどういった仕事を担当していますか?

ヤンマー製品の部品展示物のレイアウトも、社員のみんなでデザイン設計。

ヤンマーヨーロッパとしては、欧州で稼働しているヤンマー商品の補修部品の供給や販売がメインですね。
お客様のところに出向いたり、部品の仕入れや在庫の管理など、包括的に担当しています。

左:施設内の広大な倉庫で在庫管理をしっかり行っています。
右:ヤンマーヨーロッパのオフィス。オランダ人をはじめ、さまざまな国籍のスタッフが集まる社内は、いつもアットホームな雰囲気です。

ヤンマーマリンインターナショナルも兼務して赴任しているんですが、主に船舶のエンジン部品のマーケティングを担当しています。他社と比較した時の価格や部品の入手性などを、より緻密にマーケティングするのが役割です。

新しくなったヤンマーマリンインターナショナルの社屋とオフィス。この場所から、ヤンマーとスタッフたちの想いが広がっていきます。

20カ国以上の人種がひしめく職場。多様なオランダの文化とは。

人生初の海外生活で、苦労したことや楽しいことはありますか?

 

実はあまり苦労してないんですけど、20カ国以上からさまざまな国籍のスタッフが集まっていることもあり、仕事の面では考え方の違いを感じます。特に時間に対する感覚は…。日本人はきっちりしてるので何事もちゃんと守ろうとするんですが、こちらの人たちはマイペースなところがあるので、仕事の時はそういった部分も考慮するようにしています。

会社は同じとはいえ、考え方や文化も人それぞれ。いろんな人たちがいるからこそ、接していても楽しいし、勉強になりますね。疑問に思ったことや言いたいことも、その場でどんどん発言するようになりました。日本で働いていても大切なことですが、言葉の壁や意見交換がよりオープンな環境の中では、自分の考えをはっきり伝えないと相手も理解してくれませんから。

そして、生活して感じたのはオランダという国自体がとにかく寛容だということ。国土も九州ほどで、人口も1700万人くらいしかいないんです。
いろんな人種を受け入れ、力にしないと発展していけないことが分かっているからこそ、人に対しても、新しい取り組みに対しても、寛容なのかなと思いますね。

左:オランダに来て初めて見たイベントが、年に1度、アムステルダムで開催される「Pride Amsterdam」。多様な個性を持つ人たちの最大級のお祭りだ。(弘中さん撮影)
右:オランダは自転車大国としても有名。街のいたるところに自転車の駐輪場があります。電車への持ち込みもOKのようです。

語学は習うより慣れろ。気づけばTOEIC800点超え。

語学力はどうやって身につけたんですか?

 

これといって勉強はしていなくて。とにかく喋るしかないと思います。
入社した頃はTOEICも400点くらいしかなかったんですけど、 今は困らない程度に喋れるようになっているので、もう完全に「慣れ」ですね。
苦労して喋らないと、いくら日本で勉強しても覚えられませんから。
それと、なんとか通じるレベルの英語でも、相手に伝わればOK!
必ず周りがサポートしてくれますし、そこは日系企業のいいところだと思います。
こちらに来るまでも海外関連の仕事をしていたので、少しは会話できるようになっていましたが、今はTOEICも800点超え。入社した時から比べると、倍くらいですね。だけど、語学は点数じゃなく、やっぱり喋り続けることに尽きますよ。

さまざまな国の人々と仕事ができる環境があるオランダ。打ち合わせも商談も日常会話も、もちろん英語で行うので自然と語学力が鍛えられていきます。

仕事を通じていろんな考え方や文化と深く向き合い、
語学力も成長していく毎日は、日本ではなかなか経験できないこと!
“実感”があふれている海外駐在員生活が、
これからの弘中さんの大きな分岐点になるのかもしれません。

 

次回、【世界の中のヤンマー オランダ篇 vol.2】は、
「オランダでのワークライフバランス」です。

現地ではどんな働き方をしているのか、お楽しみに!
ダンキュウェル!ドゥイ!

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