ベランダで育てるリーフレタス
作物

豆知識

地中海沿岸から西アジアが原産のレタスの一種で、結球しないレタスをリーフレタス(葉レタス)といいます。葉が縮れているため、日本では「ちりめんちしゃ」と呼ばれます。 リーフレタスには赤葉種と緑葉種があり、赤葉種はサニーレタスの名で知られています。
栽培期間が約30日と短いことや、病害虫がほとんどないことから栽培がしやすく、サラダとして手軽に楽しめる野菜です。

薬効的な食べ方・・・サラダなど
保存方法・・・湿らせたキッチンペーパーなどに包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存。

栽培のポイント

リーフレタス(キク科)は連作障害の出やすい作物です。
悪影響を避けるため、以前、玉レタス・サラダ菜・ゴボウ・シュンギク等をつくった土を使う場合は、2~3年あける必要があります。

連作障害にならないために

連作障害とは、同じ種類(科)の野菜を同じ場所(土)で続けて栽培した場合に、土中養分の偏りや、酸化、アルカリ化、病害虫の密度の上昇などの理由によって野菜の生育や収量、品質などが低下することをいいます。

連作障害を防ぐには

  • 栽培場所(土)を順次変える輪作で防ぎましょう。
  • 接木苗を使うことにより、連作障害を回避することができるものもあります。
  • 連作障害の出やすい野菜と出にくい野菜を意識して計画的に作付けしましょう。

栽培方法

1. 育苗の準備をします。

リーフレタスの育苗

育苗用のトレイに養土を入れて、トレイ全体に水を含ませてください。

リーフレタスの用土

丈夫な苗を育てるには、用土1Lに対して、化成肥料が1~2gをめやすにします。

2. 種をまきます。

一粒ずつ種をまいたら、手で軽く押さえます。
その後、たっぷりと水をあげてください。

リーフレタスの種まき

3. 液肥を与えます。

発芽して10日目頃から、液肥を与えます。

  • 水10Lに、ヤンマーナプラパワー2gの液肥。
リーフレタスの発芽

4. 根がしっかり張ったら、プランターへ植え替えます。

植え替えたら、たっぷりと水をあげましょう。

リーフレタスの苗と定植

5. 追肥をします。

プランターへ植え替えてから2週間後、化成肥料10gを全体にパラパラと施します。

6. 植え替えから約2週間後に収穫できます。

外側から葉を1枚ずつ収穫できます。
丸ごと引き抜いてもかまいませんが、外葉から収穫すれば長期間の収穫が楽しめます。

リーフレタスの収穫

ベランダ菜園にピッタリの資材

丈夫な苗を育てるヤンマー養土

野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)

野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)

種が発芽しやすい、ピートモスとバーミキュライトを主成分とし、保水性・通気性に優れた養土です。
発芽して10日目頃から、液肥を毎日水代わりに与えます。

野菜肥料ナプラパワー

野菜肥料ナプラパワー

育苗中の追肥用の肥料です。
粉末で水に溶かして使用します
即効性の肥料で肥効が高く、生育が促進されます。

覆土用バーミキュライト

覆土用バーミキュライト

養土や土で覆土すると発芽率が低下してしまいます。
覆土面が固まらず、発芽揃いを促進する覆土用バーミキュライトでの覆土をおすすめします。