Conversation ヤンマーで活躍する女性社員対談

第一線で活躍する2人の若手女性社員が、
ヤンマーで働く魅力について語り合いました。

ヤンマーホールディングス株式会社
技術本部 中央研究所システム研究センター 知能情報グループ
佐々木 千慧 Chisato Sasaki入社5年目
新卒1年目から中央研究所の知能情報グループに所属。
各事業部を横断し、情報化・AI化の推進に取り組んでいる。
ヤンマーパワーテクノロジー株式会社
特機事業部開発部アプリケーション技術部 舶用第一グループ
竹村 希望 Nozomi Takemura入社3年目
新卒1年目から尼崎工場に所属。
開発部で大型舶用主機エンジンの受注設計を担当している。

INTERVIEW

theme 1ヤンマーの社風について

普段の仕事内容を教えてください。

私は舶用分野でエンジンの受注設計をしています。営業と一緒にお客様のところへ打ち合わせに行ったり、現場で試運転に立ち会ったりすることも多いですね。今は主にタグボートを担当しています。

女性はまだまだ少ない分野ですよね。

そうですね、確かに割合としては少ないのですが、最近は少しずつ増えてきていると思います。

どうしてその道に進もうと思われたのですか?

船で北海道旅行に行った際に、船のスケールの大きさに魅力を感じ、いつか自分も船に関わる何かがしたいと思ったのがきっかけです。学校で船の勉強をしていくうちにどんどん面白くなり、学んだことを活かせる仕事がしたいと思い、ヤンマーに入社しました。佐々木さんは、どんなお仕事をされているのですか?

私は中央研究所でヤンマーグループ全体に必要なAI技術の研究開発を行っています。技術戦略のチームに入って戦略立案に携わったり、他の事業部の方々のニーズを拾いに行って技術コンサルのようなこともしています。簡単に言うと、AI技術に関することは何でも、という感じですね。もともとヤンマーの事業領域の広さに惹かれて志望しましたが、入社してみて本当にいろんなことができる会社だと実感しています。実は今、舶用エンジン事業の方々ともプロジェクトを進めていて。AIで情報を最適化することで、乗組員さんが行うエンジンの管理業務を支援しています。

そうなんですね。今の業務でAIに関わることはないのですが、私もすごく興味があります。

気になることがあれば何でも聞いてください。私も各事業部のニーズを常に探しているので、ぜひ情報交換しましょう。

職場はどんな雰囲気ですか?

私の周りには親切で熱い人が多いですね。技術的な能力に加えて、皆さんコミュニケーション能力も高くて。困ったときはいつでも気軽に相談できますし、「佐々木さんの業務に役立ちそうな情報を見つけたよ」とわざわざ教えてくださることもあって温かさを感じますね。開発はどんな雰囲気ですか?

私の部署もそうですね。開発って何となく冷たい人が多いイメージがありましたが、全然そんなことないんです。わからないことを質問すると興味が湧くような教え方をしてくださったり、休憩時間に一緒にお菓子を食べたり。上下関係はしっかりしているのですが、人間味があっていつも明るい雰囲気ですね。先輩の体験談で、新人の頃に出張先で困っていたら上司が現地まで急遽駆けつけてくれたことがあったと聞きました。その優しさと行動力に感動しましたね。

社内で競い合うとか、誰かを蹴落としてでも上に行ってやるというような人はいなくて。目的のため、お客様のために、チームみんなで協力し合おうという雰囲気があると思います。

若手でも裁量があって、大きな仕事を任せてもらえますよね。意見があれば年次を問わずに聞いてもらえますし。

そうですね、熱意を持って「こういうことがしたい」と発信すると、興味を持ってくれた人が仲間になってくれて。だんだん輪が大きくなっていくということがよく起こりますよね。

働き方、環境について教えてください。

私のグループは、最近はリモートワークがメインになっています。研究所の中でもモノに携わって仕事をする人は出社の割合が多く、人によって様々ですね。開発はいかがですか?

私は製品がつくられる現場になるべく足を運ぶため、出社しています。事務所が駅から5分とアクセスのよい立地のため、通勤にとても便利なんです。

そうなんですね。中央研究所は滋賀県の米原にあるのですが、滋賀県はヤンマー発祥の地なんですよ。そのため地域の方がヤンマーに対して協力的な雰囲気がありますね。滋賀は自然が身近でアウトドアなどを楽しみやすい一方で、電車1本で気軽に京都や大阪にも行けるので、暮らしやすいところだと思います。

都会と田舎、両方の良さを楽しめるのがいいですね。私は地方出身で都会への憧れが強かったので、今の暮らしがとても気に入っています。フレックスタイム制を利用して仕事を早めに切り上げ、仕事終わりに遊びに行くこともできます。

それは最高ですね。そんな風に仕事とプライベートのメリハリをつけて働けるのも、ヤンマーのいいところですよね。

theme 2キャリアについて

今、チャレンジしていることは?

配属後1~2年目頃までは、建設機械の動き方から工事の様子を推定するなど、技術構築の担当者として業務に携わっていたのですが、前年度からはプロジェクトリーダーも任せてもらうようになりました。

4年目でですよね、すごいです!

あまり例がないことだったので、上司から「やってみない?」と言われたときは、正直不安もありました。でも「しっかりサポートするよ」と背中を押してもらえたので、心強かったですね。今も悩みながらですが、その都度、相談して進めています。メンバーにも助けられていますね。

かっこいいですね。私はヤンマーキャリアチャレンジ(社内複業)制度を利用して、現在人事部の採用業務にも並行して携わっています。

素晴らしい!兼務ですよね、大変じゃないですか?

もちろん大変なこともあるのですが、新しく経験できることが多いので楽しいですね。悩んでいた時に背中を押してくれたのは同期でした。「失敗してもチャレンジすることに意味がある!」と言ってくれて。

素敵な関係ですね。

ありがとうございます。同期は大きな存在ですね。仕事に関する情報交換はもちろん、プライベートでも仲良くしています。手掛けている仕事は人によって違うので視野も広がりますし、私も頑張らなきゃという気持ちにさせてくれます。

同期っていい意味でライバル心もあって、お互いに高め合える特別な関係ですよね。

※ヤンマーキャリアチャレンジ制度…グループ内の公募ポジションに応募・異動できる制度

2人が活用している制度はありますか?

仕事は楽しいのですが、開発業務ってどうしても残業が必要なときがあるんですね。将来のことを考えると、働きながら出産や子育てができるんだろうかと、少し不安な面もありました。そこで先日、先輩社員のお話を聞ける「メンターシップ制度」を利用しました。

私も申し込んだところです。実際お話を聞いてみてどうでしたか?

出産後、子育てをしながら時短勤務でしっかり働き続けている方の体験談を聞くことができて、何だか自分の未来像が見えた感じがしました。すごくいい機会になりましたね。

それはよかったですね、私も今から楽しみです。私の印象では、ヤンマーは男性社員も積極的に育児参加されている方が多い気がしますね。育休を取ったり、フレックスタイム制を活用して保育園への送り迎えをしたり。リモートワークが増えて、ますます仕事と家庭のバランスが取りやすくなったんじゃないかな。

私の部署の男性も育児休業制度を取得されています。柔軟に働ける雰囲気が当たり前にあるのは、女性にとっても安心に繋がりますよね。

海外売上比率も高まってきていますが、グローバルに活躍できる環境はありますか?

私は今、海外案件も担当しています。お客様のご要望に合わせて、シンガポールやヨーロッパの支店にいる技術者と直接連絡を取って技術支援を行うこともあります。ヤンマーはグローバルに活躍しやすい環境ですよね。

そうですね、私は基本的には国内の仕事がメインですが、最近はヤンマーアメリカとのデジタルマーケティング分野の取組みに携わっています。周りにも海外の研究拠点と協業している人はたくさんいますね。

今後は海外の展示会や技術交流会など、出張にもどんどん行きたいです。チャンスがあれば駐在もしてみたいですね。

いいですね。リモートミーティングが普及したことで、離れた拠点とのやりとりが随分しやすくなったという利点もあると思います。情報交換の場に何人でも気軽に参加できるので、効率が上って助かることも多いです。

theme 3今後について

どんな人と一緒に働きたいですか?

フラットにコミュニケーションでき、若手の提案も聞いてもらえる環境なので、やりたいことが明確にある人には活躍の場が広がっていると思います。

例えば何か情報を得た時に「これでどういうことができるか」を主体的に考えて、発信し行動できる人。そういう人に、ヤンマーはピッタリなんじゃないかな。あとは人と関わるのが好きな人。どんな仕事でも、自分とバックボーンの異なる人にも技術や知識について説明したり、相手の話をしっかり聞き取ることが求められるので、やはりコミュニケーション力は重要だと思いますね。

そうですね。自分ができることだけじゃなくて、幅広い視野を持つことも大切ですよね。

言われたことをこなすだけじゃなくて、「あんなことも、こんなこともできるんじゃないか」と前向きに楽しんで考えられるような人ですよね。

はい、そういう人と一緒に働けるとうれしいです。

今後の目標を教えてください。

これまでは技術発信で様々な事業部とやりとりをしてきましたが、最近やっとプロジェクトとして本格的に取り組みはじめることができたので、まずはきちんと結果を出して信頼を得ること。それが今の一番の目標ですね。実績を残せれば、今よりも頼っていただけるようになって、仕事の幅も広がっていくのかなと考えています。

私はもう新人ではないので、少しでも早く独り立ちできるように頑張りたいです。さらに今後は、後輩の育成にも力を入れていかないといけないので、そこも意識して取り組んでいけたらと思っています。

私も後輩の育成は頑張らなければと思っているところです。お互い頑張りましょうね!

はい!今日はいろいろなお話が聞けてうれしかったです。ありがとうございました。

対談を終えた2人は
それぞれの働き方へ ―

初対面にも関わらず、ヤンマートークに花が咲いた対談。終了後は、佐々木さんは自宅へ戻ってリモートワーク、竹村さんは開発ではなく兼務している人事部の打ち合わせへ。これからも、チャレンジを後押しする風土の中で、自身の可能性を追求し、自分らしい働き方でキャリアを築いていって欲しいと思います。貴重な対談、ありがとうございました。