スプリンクラーについて

スプリンクラーの型式表記について

型式の最初の数字は型番(適正圧力)、次の記号はスプリンクラー回転様式と形状を表し、最後の数字は製造シリーズを表しております。

型番(適正圧力)30 25 回転様式 F P 形状 K L 製造シリーズ 3 4

型番は、主に適正圧力(psi ポンド / インチ)で表記しております。この数値が大きい製品ほど、流量・飛距離・取付口径が大きくなる傾向があります。
回転様式と形状は、各製品の特徴をアルファベットで表しております。
製造シリーズの数字が大きい方が新しい機種となります。
また、散水仰角を表したものもあります。

回転様式

F 全回転

360°全回転式

P 部分回転

部分回転式

形状

L 低仰角

低角度散⽔仕様

HL ハイローノズル

散⽔仰角の
調整が可能

K ブレーカー

⽔滴粒度を調整する
ブレーカーピン付

W

同一方向双口型

J

スプラッシュを抑えた
羽根形状

S

特殊形式

使用目的から製品を選ぶ

潅水での使用

均等に散水するものを選ぶ。
地表低く育つ野菜や播種後すぐの潅水は水滴の小さいものがよい。

防除での使用

散水仰角がやや低いもので、付着効率が良い製品を選ぶ。

防霜での使用

小水量で、なるべく水滴が小さい製品を選ぶ。

グラウンド、ヤード等に使用

大型で散水仰角が大きく、広範囲に散水できる製品を選ぶ。

スプリンクラーの配置について

潅水の場合はスプリンクラーの散水直径の0.6倍程度、防除の場合は0.5倍程度の配置間隔が、散水効率や均等性の点で、理想とされています。
ただし、様々な条件により例外もありますので、それぞれに見合った商品の選定や配置をご提案いたします。

スプリンクラー各部の名称(例: 30FW-3)

スプリンクラー各部の名称を表示した図

取り扱い上の注意事項

スプリンクラーの取付け

スプリンクラーを取付ける際は、液体シール材(ヘルメシール)やシールテープ等をネジ山に塗ったり巻いたりせず、そのまま取り付けて下さい。
取付けには正しい工具で締め付けて下さい。

ライザー管の使用について

塩化ビニールパイプ等の横揺れする様なライザー管は使用しないで下さい。スプリンクラーの回転に支障をきたします。
ライザー管には金属製パイプ又は専用リブ付きプラスチックパイプを使用し、L型アングル等にて補強固定して下さい。

スプリンクラーの使用圧力

スプリンクラーの性能は、水圧が高すぎても低すぎても悪くなります。適正圧力でのご使用を推奨致します。
使用圧力範囲外でのご使用は、回転不良の原因となりますので、事前にご確認下さい。

スプリンクラーの保全

スプリンクラーには絶対に注油を行わないで下さい。
農薬防除・液体肥料の散布を行った後は、成分が固着する前に真水で通水を行なって下さい。
スプリンクラーは落としたり、ぶつけたりしないよう注意して取り扱いください。
使用するシーズン前には通水確認を行ない、回転不良がある場合はノズル等の清掃を行なってください。

勝央センター

勝央センター外観写真
勝央センター内部の写真
作業の様子
作業の様子

勝央センターは岡山県勝田郡勝央町にあり生産管理、製造、開発を行なっています。
当センターで製造されたスプリンクラーは全数ドームテストを行ない合格後、出荷されます。
絶対の品質を追求し、より良い商品供給を目指しています。