環境
製品
製品を通じたCO2排出量の削減
製品のライフサイクルにおけるCO2排出量の把握
ヤンマーグループは、LCA(ライフサイクルアセスメント)による製品のライフサイクル(原材料の調達から、製造、流通、使用、廃棄まで)における温室効果ガス(CO2)排出量の定量的把握・評価を行い、グループ製品による温室効果ガス(GHG)の削減(原単位)を進めています。
2021年度は、2019年度、および2020年度のグループ事業別のデータ試算を行いました。また、スマートアシスト等の実測データの活用、新商品開発による将来予測の実施等、算出データの精度向上にも取り組んでいます。
製品使用時のGHG排出量削減に向けた技術開発
ヤンマーグループは、農業機械や建設機械、空調などの高効率化をはじめ、燃料電池の活用や水素をパワートレインとした最新技術の開発・実用化により、環境指向性商品の割合を増やし、ライフサイクルでのGHG排出量削減に貢献していきます。
2021年度は、各事業でグリーン製品開発に関する技術戦略の見直しを行いました。「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」で掲げたGHG排出量削減目標の実現に向けて、グリーン製品の開発・商品化を進めていきます。
製品の3Rの推進
製品・サービスのリサイクルや廃棄に関する取り組み
ヤンマーグループは、各国のリサイクル法令の遵守、製品に含有される有害化学物質の削減、製品情報の提供・公表などの取り組みを行っています。また、製品設計段階においてリサイクル・省資源に関するアセスメント評価や分解作業性を考慮した製品設計を採用することにより、従業員の意識向上に努めています。
「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」では、製品リサイクル率に関する数値目標を設定しています。2021年度は、設計段階での理論リサイクル率の算出を行いました。2022年度は、製品の販売から回収等のトレースアビリティシステムの設計等、実測データ算出に向けた取り組みを進める予定です。