• Interview 01 設計開発(機械) 自分がやりたいという思いがあればそれが叶えられる会社です

ヤンマーの小形ディーゼル
エンジンなら、世界で戦える

前職の自動車メーカーでもエンジンの開発を担当していました。転職を考えていたときに、ヤンマーの社員と話す機会があったのですが、その際に自分の会社が好きで、誇りを持っていることが伝わってきたので、ヤンマーへの入社を考えるようになりました。実はそれまでヤンマーはトラクターのメーカーというイメージが強かったのですが、よく調べてみると小形エンジンに強い。「ヤンマーであれば、小形ディーゼルエンジンで、世界と戦える」と感じたのが入社の決め手になりました。
いま担当しているのは農業機械や建設機械に搭載されるエンジンの開発です。設計者が作成した図面に沿って、排ガス規制やドライバビリティに合わせて性能を合わせ込んでいく。いわばこれから未来の市場で活躍するエンジンをつくる仕事です。特に産業用のディーゼルエンジンの排ガス規制は厳しく、海外にも市場を持つヤンマーではアメリカで定められた厳しい排出ガス規制「Tier4」に合わせた対応が求められます。ブルドーザーもショベルカーもトラクターも、作業機はそれぞれ機能が異なるため、非常に特徴的なかたちをしています。この形状に沿った性能につくり上げていくのが難しさのひとつですね。また法規制への取り組み以外にも、お客様が建設機械にどんな性能を求めているかを把握することが必要です。ヤンマーでは「Solutioneering Together」と名付け、お客様のニーズに寄り添った製品づくりを進めているので、この点にも留意しています。

入社半年で中・長期計画に
つながる大型プロジェクトに参加

いまふたつのプロジェクトに参加しています。どちらもヤンマーの更なる成長に向けた新規大型プロジェクトです。ひとつは次世代の主力商品となるエンジンの先行開発。そしてもうひとつは、自動車用、産業用に関わらずパワーソースの多様化が進む中でヤンマーとしてどう取り組んでいくか。「新しい農」を目指しているヤンマーにとっては、大きなテーマであり、このプロジェクトにはコンセプトづくりから関わっています。プロジェクトは中央研究所とも協力しながら進めていますが、もちろん、私以外にも中途入社のエンジニアもメンバーに入っていますよ。入社半年で中・長期計画につながる大型プロジェクトに参加できたのは、大きなやりがいにつながっています。
入社して感じることは、ヤンマーは案件に対して意外に少人数で取り組んでいるということ。そのため、意見も言いやすい環境です。何かあれば、声をかけて相談できる。さらに手がけられる業務が幅広く、たとえば設計は設計のみを担当する、といった領域意識はないことにも風通しの良さを感じています。試験担当であっても、設計部門に「こんな形でつくってみては」という意見も言える。そうなるとハードの知識も必要なので、担当部門に関わらず、最終製品を含めた幅広い知識を身に付けていく努力は必要だと感じています。

技術者の視点だけではなく、
ビジネスの視点を持った
先輩との出会い

社内では一緒に働く先輩から刺激を受けることも多いですね。たとえば、ある先輩エンジニアは自分が担当している仕事だけではなく、ヤンマーが進むべき方向性を考えている。エンジニアはつい技術だけに終始しがちですが、その先輩は経営の視点も持ちながら、仕事を捉えているのです。これは会社への愛着があるからこそできること。この先輩はいま、私のなかでとても大きな存在になっています。
いまの目標は参加しているプロジェクトをやりきること。前職は自動車が対象でしたので、ガソリンエンジンの知識がほとんどで、私はまだまだディーゼルに弱いところがあります。
このプロジェクトを通してディーゼルエンジンの知識をたたき込み、活用していきたいと思います。
またヤンマーは中途入社社員を対象にした教育も手厚いですね。入社後、開発部試験部のある複数のサイトで研修し、技術講習にも参加できたので、周囲に早く溶け込むことができました。子供の頃から車が好きで、ずっとエンジンに関わりたいと思っていました。エンジンは理屈抜きでかっこいい。ヤンマーは自分がやりたいという強い思いを持って入社すれば、それが叶えられる会社。機械系に限らず、モーターや電気などの専門分野を持った人も活躍できるフィールドが広がっていると思います。

プロフィール

小形エンジン事業本部 開発部試験部

今村 樹人 SHIGETO IMAMURA

前職:完成車メーカーのエンジニア 2014年9月入社

大手自動車メーカーで約4年間、エンジンの開発職を経て、ヤンマーへ入社。農業機械や建設機械など「はたらくクルマ」のエンジンユニットを開発する部署の試験部に所属。結婚後、滋賀県に転居。アクセスの良さや環境の良さなどが揃った滋賀で暮らしやすさを実感。家族で滋賀ライフを満喫中。

小形エンジン事業本部

1933年に世界で初めて小形ディーゼルエンジンの開発と実用化に成功したヤンマーの原点ともいえる技術を担う部署。米国やスイスの厳しい排出ガス規制の認証も世界で初めて取得し、世界中の産業機械メーカーからも高い評価を受けるディーゼルエンジンを開発。産業用ディーゼルエンジンのトップメーカーとしてヤンマーの中枢を担う。

  • 所属・内容等は取材当時のものです。

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