May 17th, 2017|

トラックを電動化してCO2の排出量を軽減する

From EARTH Lab Vol.29

100年後の地球を考えるための数字があります。
EARTH Lab―次の100年を考える。

今回の数字は「7,742万トン」

それは、国内の貨物用のトラックが1年間に排出するCO2の量。

「長距離トラックは、10年くらい経つと老朽化してしまいます。老朽化したトラックは、地方に流れていき、二酸化炭素をばらまいています」

このCO2の排出量は、古いトラックほど多いと三共オートサービスの松村俊哉さんは指摘します。

日本初の取り組みで古いトラックを生まれ変わらせる

松村 俊哉(まつむらとしや)
愛媛県四国中央市に本拠を置く、三共オートサービス株式会社の代表取締役社長。愛媛県が取り組みを進めていた「EV開発プロジェクト」における改造EVの試作に参画して技術の蓄積を行い、中型トラックのエンジンを載せ替え、電動化した「コンバージョンe−トラック」の開発に取り組む。

松村さんは古いトラックをあるものに生まれ変わらせました。それは「電動トラック」。
エンジンを取り外し、電動モーターとリチウム電池に積み替えるという日本初の取り組みです。

※電動トラックは愛媛県、日本郵便輸送、日通商事、電気自動車普及協会と共同開発

「我々のトラックは日本でも初めての試みで、見本がまったくありませんでした。そのため、手づくりで試行錯誤しながら完成させなければいけませんでした」
開発時の苦労を松村さんはこのように語ります。

この電動トラックが、わずか1時間の充電で走行できる距離は約100km。
すでに郵便物の集配時に試験運行を始めており、2016年中に最大20台の導入を目指しています。

「クリーンなエネルギーを使って、クリーンな環境を作り、クリーンな経済の中で、クリーンな人生を歩めることを100年後の目標にしていきたいと思っています」
これが、松村さんが願う理想の未来。

 

将来的には、新車の中型エンジントラックのエンジンを載せ替えて電動化したトラックの製造・販売や、中古の中型エンジントラックを買い取り、エンジンを載せ替えて電動化したトラックの製造・販売も実施していきます。

 

 

動画はこちら


 

「EARTH Lab~次の100年を考える~」
TBS TBSテレビ
毎週土曜日  23:24〜23:30、BS TBS毎週木曜日 22:54〜23:00、毎週日曜日 22:54〜23:00

世界、地球が抱える様々な問題を数字(データ)を通じて視聴者に投げかけ、そんな地球規模で起こっている問題に対して、様々なチャレンジ、アクションを起こしている方々を紹介します。 チャレンジを続ける方々の「地球の未来」に向けての熱い想い、情熱を感じてもらい、視聴者の皆様にも「次の100年」に向けて一緒に考えていただけることを目指します。