January 10th, 2018|

自然エネルギーを活用した新しいエコハウス

From EARTH Lab Vol.42

100年後の地球を考えるための数字があります。

EARTH Lab―次の100年を考える。

 

今回の数字は「約200%」

それは、過去40年で増えた石油などのエネルギー消費量
化石燃料に頼らない生活を、黒岩哲彦さんは建築家ならではの視点で取り組んでいます。

 

「今はスマホに向き合うことがあっても、自然と向き合うことが少なくなっています。人は、一生の9割を建物の中で暮らしていると言われています。建物の中で自然と向き合うということを学習するのが一番じゃないかと思います」

 

そんな黒岩さんが作るユニークなエコハウス、それは「エクセルギーハウス」です。

エクセルギーハウスで電気に頼らない快適な暮らしを

黒岩 哲彦
建築家。一級建築士。株式会社エクセルギー主宰。
雨水や日照、通風、樹木など自然環境を活かした建築、都市計画などに長年かかわり、エクセルギーハウスを開発。東京建築賞優秀賞やサステナブルデザイン賞優秀賞など受賞多数。

太陽熱や雨水、風など自然界には様々なエネルギーが存在し、使い方によっては資源性を持ちます。これを「エクセルギー」と呼び、電気に頼らない快適な暮らしを黒岩さんは提唱しています。
夏は、ろ過した雨水を貯めて蒸発する際に周囲の熱を奪う「打ち水効果」で家全体を冷やし、冬には屋根の真空管に汲み上げた雨水を、太陽の熱でお湯にして暖房に活用します。また、ビオトープを作り、キッチンの排水を流し込めば生物が汚れを養分として吸収し、水の浄化を行ってくれます。

自然の移り変わりの素晴らしさだとか、そこに楽しさを発見できることが増えてくる。身近な自然に対して優しい気持ちを持って暮らしていく。そういう時代になるのではないかと思います」
これが、黒岩さんが考える理想の未来。

 

電気をなるべく使わずに、太陽熱や雨水、風の力などを利用し、そこにある資源をそのままの形で利用するというエクセルギーハウス。それぞれ異なる住人の暮らしや、自然環境を分析して設計するエコハウスは、人と自然が共に暮らす理想的な暮らし方と言えるのではないでしょうか。

 

 

動画はこちら


 

「EARTH Lab~次の100年を考える~」
TBS TBSテレビ
毎週土曜日  23:24〜23:30、BS TBS毎週木曜日 22:54〜23:00、毎週日曜日 22:54〜23:00

世界、地球が抱える様々な問題を数字(データ)を通じて視聴者に投げかけ、そんな地球規模で起こっている問題に対して、様々なチャレンジ、アクションを起こしている方々を紹介します。 チャレンジを続ける方々の「地球の未来」に向けての熱い想い、情熱を感じてもらい、視聴者の皆様にも「次の100年」に向けて一緒に考えていただけることを目指します。